関東有数のラベンダースポットとして知られる嵐山町・千年の苑ラベンダー園は、初夏になると多くの来園者でにぎわいます。
毎年6月には、開花状況に合わせて「らんざんラベンダーまつり」も開催され、摘み取り体験やクラフトイベント、地元グルメの出店などが楽しめます。
この記事では、千年の苑ラベンダー園の開花状況やおすすめの楽しみ方、アクセス方法や駐車場の情報まで詳しく解説します。
- 千年の苑ラベンダー園の見頃の時期や特徴
- 開花状況の確認方法と開花の進み方の傾向
- らんざんラベンダーまつりの開催内容と楽しみ方
- アクセス手段や駐車場の場所と利用情報
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千年の苑ラベンダー園 見頃の時期と特徴

- 見頃はいつ頃?
- 開花状況を確認
- らんざんラベンダーまつりの開催概要
見頃はいつ頃?
千年の苑ラベンダー園の見頃は、例年6月中旬から下旬にかけてです。
この時期になると、主に栽培されている「グロッソ」という品種が色づき、ラベンダー畑全体に紫色の花穂が広がります。
過去の傾向では、6月13日から20日前後が最も美しいタイミングとして知られています。
ただし、気温や天候によって前後するため、年によって多少の違いがあります。
ラベンダーの「見頃」には、目的によって2種類あります。
香りを重視する場合は、花が咲き始めて2~3輪ほど開いた頃が最適です。この段階では香りが強く、クラフト用にも適しています。
一方で、写真映えを求めるなら、花が満開に近づき、畑全体が紫に染まるタイミングを狙うと良いでしょう。
満開を過ぎると、先に咲いた部分が茶色く変色してしまうため、見た目の鮮度が落ちてしまう点には注意が必要です。
開花状況を確認
開花状況は、嵐山町観光協会の公式サイトやSNSで随時更新されています。
現地の開花は一斉に進むわけではなく、品種ごとに開花時期が異なります。
また、ラベンダーは株の下部や側面からも花穂が伸びるため、遠目ではボリュームが出てきたように見えても、近づくと開花が不十分な部分もあります。
そのため、写真撮影や摘み取り体験を目的とする場合は、事前に最新の開花情報を確認しておくことが重要です。
公式X(旧Twitter)やInstagramでは、実際の園内の様子が写真付きで投稿されており、視覚的にも判断しやすくなっています。
なお、特定の品種だけを目当てにする場合は、例えば「オーシャンブルー」は5月上旬から、「グロッソ」は6月中旬が中心というように、系統ごとの開花傾向も把握しておくと計画が立てやすくなります。
らんざんラベンダーまつりの開催概要
らんざんラベンダーまつりは、千年の苑ラベンダー園を会場に毎年6月上旬から下旬にかけて開催されるイベントです。
- 2025年は6月6日(金)から22日(日)まで
- 午前9時から午後4時まで開園(最終入場は15時15分)リスト
見学料は無料ですが、園の維持管理のため任意で協力金を募っています。
土日には、ラベンダー摘み取り体験やスティック作り、ボトルフラワー制作といったクラフト体験が用意されており、それぞれ1,000円で参加できます。
園内ではキッチンカーや物販ブースが多数出店し、ラベンダーソフトクリームや地元農産品なども販売されます。
注意点として、体験イベントは事前予約不可の当日受付制で、天候や花の状態によっては中止されることがあります。
また、会場までのアクセスや駐車場の混雑も予想されるため、早めの来園がおすすめです。
千年の苑ラベンダー園 見頃と楽しみ方

- アクセス方法
- 駐車場の場所と料金
- 周辺おすすめスポット
アクセス方法
千年の苑ラベンダー園へは、電車・バス・車いずれの手段でもアクセスが可能です。
電車で訪れる場合は、東武東上線「武蔵嵐山駅」西口が最寄り駅です。
そこから徒歩で約35分かかるため、歩くのが難しい方はバスの利用を検討してください。駅から「と02」系統の路線バスに乗車し、「休養地入口」で下車すれば、そこから徒歩約2分で園に到着します。
土日に限っては、駅西口から会場までのシャトルバスも運行されており、混雑時や暑い日には特に便利です。
ただし、乗車前に「嵐山町ステーションプラザ嵐なび」または会場内の観光案内所に立ち寄る必要があり、乗り場も通常の路線バスとは異なります。
車でのアクセスも良好です。
関越自動車道の「東松山IC」または「嵐山小川IC」から国道254号線を経由し、約8km・15分ほどで到着します。
ナビ設定には「嵐山町鎌形2857(嵐山渓谷バーベキュー場)」を入力するとスムーズです。
イベント期間中は周辺道路が混雑しやすいため、時間には余裕を持って出発しましょう。
駐車場の場所と料金
千年の苑ラベンダー園には、イベント期間中に利用できる2か所の臨時駐車場が設けられています。
主な駐車場は「嵐山渓谷観光多目的広場(旧ラベンダー駐車場)」で、約200台の普通車が収容可能です。
ナビには表示されない場合があるため、「嵐山町鎌形2822-1」や「嵐山渓谷バーベキュー場」と入力すると案内されやすくなります。
もう一つは「嵐山渓谷バーベキュー場駐車場」で、こちらも約200台分が確保されています。
どちらも利用時間は9:00~16:00(最終入庫15:00)です。
料金は普通車1台につき1,000円、オートバイは300円、自転車は無料です。ただし、自転車は指定された駐輪スペースに停める必要があります。
支払い方法は、広場駐車場が後払い、バーベキュー場は先払い方式となっており、現金のみの対応です。
イベント時は満車になることがあるため、できるだけ早い時間帯の来場をおすすめします。
周辺おすすめスポット
ラベンダー観賞に訪れた際は、周辺の観光スポットも一緒に巡ることで、より充実した一日を過ごせます。
自然や歴史に触れられる場所が多く、初夏の散策や写真撮影にも最適です。
以下に、アクセスしやすく見応えのあるスポットをいくつか紹介します。
嵐山渓谷(らんざんけいこく)
住所:埼玉県比企郡嵐山町鎌形
千年の苑からもほど近い「嵐山渓谷」は、槻川沿いに広がる景勝地です。
大きな岩場や清流のある景色は、まさに都会では味わえない自然美。
初夏は緑が濃く、ラベンダー園とは異なる涼やかな景観を楽しめます。川沿いには遊歩道が整備されており、気軽な散策にも適しています。
写真スポットとしても人気があり、秋には紅葉、春には新緑が美しく、四季を通して訪れる人が絶えません。
菅谷館跡(すがややかたあと)
住所:埼玉県比企郡嵐山町菅谷757
「菅谷館跡」は、鎌倉武士・畠山重忠が居住していたとされる史跡です。
現在は国指定史跡となっており、嵐山史跡の博物館も隣接しています。静かな森林に囲まれた空間には、土塁や堀などがそのまま残されており、歴史好きにはたまらないスポットです。
家族連れでも安心して歩ける園路が整備されており、展示資料で地域の歴史を学ぶこともできます。
都幾川桜堤(ときがわさくらづつみ)
住所:埼玉県比企郡嵐山町千手堂周辺
ラベンダーの時期には桜は咲いていませんが、川沿いの静かな景色は散歩コースとして最適です。
約2kmにわたり整備された道にはベンチもあり、休憩やおしゃべりにも向いています。
人が比較的少ないため、のんびりと過ごしたい方や小さなお子様連れにも安心のスポットです。
まとめ:千年の苑ラベンダー園の見頃に関するポイント
- 見頃は毎年6月中旬から下旬頃
- 6月13日〜20日前後が最も美しいとされる
- 主に栽培されている品種は「グロッソ」
- 香りを楽しむなら2〜3輪開花のタイミングが最適
- 写真映えには満開直前の時期が適している
- 満開を過ぎると茶色く変色しやすいため注意が必要
- 開花状況は嵐山町観光協会の公式SNS等で確認できる
- ラベンダーは品種ごとに開花時期が異なる
- 「オーシャンブルー」は5月上旬から咲き始める
- らんざんラベンダーまつりは6月6日〜22日に開催予定
- イベント期間中はクラフト体験や物販も楽しめる
- 土日限定で摘み取り体験などが行われる
- アクセスは武蔵嵐山駅からバスまたは徒歩約35分
- 土日はシャトルバスが駅西口から運行される
- 駐車場は2か所あり、普通車1,000円で利用可能