東京都内の人気紅葉スポットとして知られる高尾山は、秋になると多くの人が訪れる定番の観光地。
この記事では、高尾山の紅葉シーズンがいつからいつまで続くのか、見頃時期のタイミングをわかりやすく解説します。
また、ケーブルカーを使って楽しむ方法や、紅葉と一緒に訪れたい見どころも紹介しています。
高尾山の紅葉をしっかり楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
- 高尾山の紅葉の見頃がいつからいつまでか
- 標高差による紅葉の時期の違い
- ケーブルカーや登山ルートでの紅葉の楽しみ方
- 周辺の観光スポットやイベント情報
高尾山の紅葉シーズンと見頃時期

- 見頃時期は11月上旬から12月上旬
- 特徴と見どころ
- ケーブルカーで楽しむ紅葉
- 最新の紅葉状況
見頃時期は11月上旬から12月上旬
高尾山の紅葉は、例年11月上旬から12月上旬にかけてが見頃です。
標高が高い山頂付近では11月上旬から色づき始め、徐々に中腹や麓へと紅葉のピークが移っていきます。
見頃の時期に差が出る理由は、高尾山の標高差による気温の違いです。
標高約600mの山頂では気温が低く紅葉が早まり、逆に標高の低い登山口付近では色づきが遅くなります。
そのため、登る時期によって異なる表情の紅葉を楽しめるのが高尾山の魅力です。
紅葉の傾向
- 11月上旬:山頂付近が見頃
- 11月中旬:中腹から薬王院周辺が最盛期
- 11月下旬〜12月上旬:登山口や清滝駅周辺が見頃
登山ルートや目的地に応じて、紅葉のピーク時期をチェックしてから訪れるのがおすすめです。
特徴と見どころ
高尾山の紅葉は、赤・黄・緑が織りなすコントラストが美しいのが特徴です。
多様な樹木が生い茂る高尾山では、モミジだけでなく、カエデ、イチョウ、ナラなど様々な紅葉が楽しめます。
おすすめスポット
- 高尾山薬王院:四天王門や本堂周辺が紅葉に囲まれ、歴史ある建築と色づいた木々のコラボが映えます
- 高尾山山頂:赤や黄色に染まる木々と、富士山や東京の街並みが一望できる絶景が魅力です
- もみじ台:山頂から徒歩10分ほどの場所にある静かなスポットで、赤く染まるもみじをゆっくり楽しめます
前述の通り、標高差によって紅葉の時期が少しずつ異なるため、登山中に色づきのグラデーションを感じられるのも高尾山ならではの楽しみ方です。
ケーブルカーで楽しむ紅葉
高尾登山電鉄のケーブルカーは、清滝駅(山麓)から高尾山駅(中腹)までを約6分で結ぶ登山の人気ルートです。
紅葉シーズンには、この短い移動時間の中でも色鮮やかな景色を満喫できます。
注目ポイント
- 車窓から見える紅葉のトンネル:ケーブルカーが急斜面を登る途中、左右の斜面に赤や黄色の紅葉が迫ってくるように広がります
- 清滝駅周辺の紅葉:駅周辺は平地にあり、見頃が遅めなため、11月下旬まで紅葉を楽しめることもあります
ただし、紅葉の見頃時期の週末や祝日は大変混雑します。
最長で180分待ちになることもあるため、できるだけ午前中の早い時間に乗車するのが望ましいです。
ケーブルカーの利用で体力に不安がある方やお子様連れでも紅葉を楽しみやすくなります。
最新の紅葉状況
高尾山の紅葉の色づき具合は、複数の公式情報を確認するのがおすすめです。
紅葉状況の確認先は以下が便利。
主な確認先
見頃のタイミングを逃さないためにも、出発前にこれらの情報をチェックすることをおすすめします。
特に標高による色づきの違いを踏まえて、どのエリアを目指すかを決めておくと満足度の高い紅葉体験につながります。
高尾山の紅葉シーズンと見頃時期の楽しみ方

- 【イベント】高尾山もみじまつり
- 紅葉おすすめルート
- アクセス
- 高尾山周辺のおすすめ観光スポット
- 東京・紅葉スポットと見頃
【イベント】高尾山もみじまつり
「高尾山もみじまつり」は、紅葉シーズンを盛り上げる恒例の秋イベントです。
例年10月中旬から12月上旬まで開催され、多くの観光客でにぎわいます。
開催情報
- 開催時期:2025年10月25日(土)~12月14日(日) ※予定
- 会場:高尾山
- 公式サイト:高尾山もみじまつり
このイベントの魅力は、紅葉と一緒に地元の文化やグルメを楽しめる点にあります。
以下のような企画が例年行われます。
- 地元特産品やグルメが楽しめる屋台ブース
- 音楽や伝統芸能のステージイベント(天候により中止の場合あり)
- 紅葉のライトアップ(夜間)
- ガイド付きの紅葉ツアーやワークショップ
もみじまつり開催中は特に週末が混雑しやすいため、できるだけ平日や午前中の来訪を検討しましょう。
また、冷え込みが強まる時期でもあるため、防寒対策を忘れずに訪れると快適です。
紅葉おすすめルート
紅葉シーズンにおすすめのルートは「1号路(表参道コース)」です。
このルートは、ケーブルカー「清滝駅」から高尾山「薬王院」を経由して山頂に向かう、もっとも整備された登山道です。
1号路の特徴
- 全体の約9割が舗装されていて歩きやすい
- 登山口から紅葉のトンネルが広がっている
- 薬王院の境内や四天王門周辺での紅葉が美しい
- ケーブルカーを併用すれば登りの負担を軽減できる
紅葉を見ながらのんびりと散策を楽しみたい方や、初心者の方には特に向いているルートです。
ただし、一部急な坂もあるため、ハイキングに適した服装と靴で出かけましょう。
時間に余裕がある場合は、山頂からさらに足を延ばして「もみじ台」に立ち寄るのもおすすめです。
アクセス
高尾山へのアクセスは都心から非常に良好で、日帰りの紅葉ハイキングに適した立地です。
最寄り駅は「京王線・高尾山口駅」で、新宿から約1時間で到着できます。
【電車の場合】
- 京王線「高尾山口駅」下車。駅から登山口(清滝駅)までは徒歩5分ほど。
- JR中央線利用の場合は「高尾駅」で京王線に乗り換えが必要なので注意。
【車の場合】
- 圏央道「高尾山IC」から約10分。
- ただし紅葉シーズンの週末は周辺道路や駐車場が非常に混雑します。
【ケーブルカー・リフト】
- 清滝駅からケーブルカーまたはリフトで中腹まで移動可能。
- 高尾山駅またはリフト山上駅から登山をスタートできます。
電車利用が最も渋滞の影響を受けにくく、スムーズです。
紅葉シーズンは特に混雑するため、始発を利用した早朝登山が快適に楽しむポイントです。
高尾山周辺のおすすめ観光スポット
高尾山の紅葉を楽しんだ後は、周辺の観光スポットにも足を延ばすと、より充実した一日になります。
自然、アート、学びなど多彩な体験ができる施設が揃っているため、家族連れやカップル、ひとり旅にもおすすめです。
高尾山の中腹にある「さる園・野草園」は、紅葉と動植物を同時に楽しめるスポットです。
園内では約90頭のニホンザルが飼育されており、飼育員によるユニークな解説も人気を集めています。
また、併設の野草園では四季折々の草花が観賞でき、秋は紅葉とのコントラストが見どころです。
屋上の観察デッキからは、山々の紅葉を背景にしたサルたちの様子を眺めることができ、ファミリーにも好評です。
「高尾山トリックアート美術館」は、高尾山口駅から徒歩すぐの場所にある体験型アートスポットです。
遠近法や錯視を利用したアート作品の中に入り込む感覚で、写真を撮る楽しさがあります。
紅葉狩りの前後に立ち寄れば、天候に左右されず楽しめる屋内施設として重宝します。
特にお子様やカップルに人気で、ユニークな思い出作りができるでしょう。
「高尾599ミュージアム」は、高尾山の自然や生態系を学べる無料の展示施設です。
高尾山口駅から徒歩5分ほどの距離にあり、紅葉だけでなく自然全般に興味がある方におすすめです。
映像や実物展示を通じて、高尾山に生息する動植物や地形について学べます。
カフェスペースや芝生広場も併設されており、散策の合間の休憩にもぴったりです。
東京・紅葉スポットと見頃
高尾山の紅葉を楽しんだ後は、都内の他の名所にも足を運んでみましょう。
東京都内には、アクセスしやすく、それぞれ個性ある紅葉スポットが数多く存在します。
昭和記念公園(立川市)
昭和記念公園は、都内でも屈指の広さを誇る国営公園です。
紅葉の見頃は11月上旬から下旬にかけてで、イチョウ並木やもみじの紅葉が美しく彩ります。
園内にはサイクリングロードやボート乗り場もあり、アクティブに紅葉を楽しむことも可能です。
家族連れからカップルまで幅広い層に人気のスポットです。
六義園(文京区)
六義園は江戸時代に造られた回遊式庭園で、紅葉と日本庭園の調和が美しい名所です。
11月中旬から12月上旬にかけてが見頃で、夜間にはライトアップも行われます。
池に映る紅葉や、和の風景と紅葉のコントラストは写真映えも抜群です。
比較的静かな雰囲気の中で、落ち着いて紅葉を楽しみたい方に向いています。
代々木公園(渋谷区)
代々木公園は、渋谷駅や原宿駅から徒歩圏内という好立地にある大型都市公園です。
紅葉の見頃は11月下旬から12月上旬で、イチョウやカエデが園内を彩ります。
広い敷地の中で自由に散策ができ、ピクニックや読書をしながら紅葉を楽しむ方も多く見られます。
都心の喧騒を感じさせない自然豊かな空間で、手軽に秋の風情を感じたい方におすすめです。