会津若松では、毎年冬になると本格的な降雪が始まり、市街地でもまとまった積雪が見られるようになります。
ただし、年によって「雪がいつから降るのか」「いつまで残るのか」「どれくらい積もるのか」は変動があるため、過去のデータをもとに傾向を把握しておくことが大切です。
この記事では、12月から3月にかけての気温や積雪状況を月別に紹介しながら、旅行や移住の計画にも役立つ実用的な情報をまとめています。
防寒・除雪・交通対策など、冬の会津若松を安全かつ快適に過ごすためのヒントも含めて解説していきます。
- 会津若松で雪がいつから降り始めていつまで続くかの目安
- 月別に見た会津若松の雪の状況と気温の変化
- 会津若松の平均的な積雪量と多い年・少ない年の違い
- 雪の予報や現在の積雪量を確認する具体的な方法
\ 旅行で使えるクーポン配布中! /
会津若松の雪はいつからいつまで?例年の傾向

- 12月 雪の状況と気温
- 1月 雪の状況と気温
- 2月 雪の状況と気温
- 3月 雪の状況と気温
12月 雪の状況と気温
12月に入ると、会津若松市では本格的な降雪シーズンが始まります。
この時期の気温は下がり始め、日中でも5℃を下回る日が増え、夜間には氷点下になることもあります。
12月中旬以降になると寒気の影響で雪の日が多くなり、積雪が徐々に増えていきます。
ただし、上旬はまだ初雪程度のことも多く、うっすらと地面が白くなる程度で終わる日もあります。
12月下旬には本格的な積雪に変わり、市街地でも除雪作業が必要になることがあります。
年によって差はありますが、令和6年(2024年)には11月末から雪が観測されており、例年より少し早めのスタートとなりました。
気温や雪の降り方が急変するため、12月に会津若松を訪れる際は以下の点に注意が必要です。
- 日中と夜間の気温差が大きい
- 初雪でも凍結しやすく、滑りやすい路面になることがある
- 防寒具だけでなく、滑りにくい靴や手袋などの準備があると安心
旅行や観光の計画を立てる場合は、12月中旬以降は積雪前提で準備しておくと安全です。
1月 雪の状況と気温
1月は一年で最も寒さが厳しく、積雪が最も増える時期です。
市内全域で根雪になることが多く、朝晩を中心に連日氷点下の冷え込みが続きます。
気温の目安としては、日中でも0℃前後、夜間は氷点下5℃以下まで下がることも。
寒波が入った際には一晩で30cm以上の降雪が観測される年もあり、交通機関や生活に影響が出ることがあります。
1月の会津若松を訪れる際は、以下の装備と対策が推奨されます。
- 厚手のダウンコート、インナーの重ね着などの防寒対策
- 滑り止め付きの靴、スノーブーツの着用
- 雪道に慣れていない方は徒歩や公共交通機関を優先
雪景色が最も美しい時期ですが、寒さと雪道対策を万全に整えることが重要です。
2月 雪の状況と気温
2月は1月と並んで積雪のピークを迎える月です。
雪の量も多くなり、市街地でも50cm以上の積雪が観測されることがあります。
気温も依然として低く、日中でも0℃を上回らない日が続きます。
特に上旬から中旬にかけては強い寒波が入りやすく、降雪と凍結による交通への影響が懸念されます。
2024年2月には、市が「除雪車運行システム」のサーバー増強を行うなど、除排雪体制をさらに強化しています。
この背景には前年度の積雪被害があり、道路や歩道の確保が課題となっていました。
旅行者や市民が注意すべきポイントは以下の通りです。
- 除雪車による雪山で見通しが悪くなる場合がある
- 気温が低いため、降った雪がなかなか解けず残りやすい
- 凍結によるスリップ事故や転倒リスクに注意
2月の会津若松は雪景色が深まり、スキーや温泉観光にも最適な時期ですが、安全対策を徹底して行動することが求められます。
3月 雪の状況と気温
3月に入ると気温が少しずつ上がり、冬から春への移り変わりが見え始めます。
ただし、上旬はまだ雪が降ることがあり、特に寒波の影響を受けた場合は積雪が再び増えることもあります。
一般的には3月中旬ごろから気温が安定し、最低気温も氷点下を超える日が増えていきます。
この時期は「降っては溶ける」を繰り返し、雪の量自体は次第に減っていきます。
注意点としては、日中の気温上昇によって雪が解け、その水分で道路が濡れやすくなることです。
夜間にはその水分が再凍結し、ブラックアイスと呼ばれる滑りやすい路面になることがあります。
3月の会津若松観光に向いている特徴は以下の通りです。
- 観光地は雪化粧の残る美しい風景が見られる
- 観光客が比較的少なく、静かに過ごせる
- 気温が少しずつ和らぐため、防寒対策の調整がしやすい
とはいえ、前述の通り、まだ雪が残る地域や時間帯もあるため、油断せず防寒・滑り止めの備えは必要です。
会津若松の雪はいつからいつまで?現在の状況

- 雪の予報
- 平均の積雪量
- 現在の積雪量
- 積雪量をライブカメラで確認
- スタッドレスの時期
雪の予報
会津若松では、11月下旬から3月にかけて雪が降る日が多くなります。
この時期の雪の予報は、気象庁や地元の天気情報サイトを参考にすると精度が高く、旅行や通勤の計画に役立ちます。
雪の予報を確認する際には、以下のポイントを意識しておくと安心です。
- 気温の推移:日中に気温が高くても、夜間に急激に冷えると積雪につながる
- 風向きと湿度:日本海側からの寒気が流れ込むときに強い降雪が起きやすい
- 天気予報の更新頻度:前日や当日の朝には予報が変わることがあるため、小まめにチェックが必要
雪の予報は積雪の有無だけでなく、降雪の強さや気温の変化も併せて見ることで、より具体的な対策を取ることができます。
平均の積雪量
会津若松市は福島県内でも雪が多い地域のひとつです。
市街地であっても冬になると複数回にわたって積雪が見られ、根雪になるケースも珍しくありません。
平均的な積雪量は、1月から2月にかけて最も多くなり、50cm前後まで積もることが一般的です。
2022年のように大雪に見舞われた年では、場所によっては70cm以上の積雪が観測されたこともありました。
一方、暖冬の年は積雪が少なく、30cm未満にとどまることもあります。
地域ごとでも違いが見られ、同じ会津地方でも西会津町や猪苗代町ではさらに積雪が多い傾向があります。
年間を通じての特徴としては、
- 11月下旬~12月上旬:初雪が観測されることが多いが積雪は少なめ
- 1月〜2月中旬:最も積もる時期で、積雪量が増加
- 3月以降:日中の気温上昇により雪解けが進む
このように、会津若松の積雪は季節の変化に応じて増減するため、旅行や引っ越しのタイミングを考える際は、平均的な積雪量の傾向を知っておくことが重要です。
現在の積雪量
現在の積雪量は、日ごとの天候や気温の変化によって大きく左右されます。
最新の積雪情報は、気象庁や福島地方気象台が提供する公式データを確認するのが確実です。
2025年11月19日時点では、会津地方の山沿いを中心に初積雪があり、平野部でもうっすらと積もった場所が見られました。
このような降雪の直後は、早朝の通勤や通学に影響が出る場合もあります。
特に注意すべきタイミングとしては、
- 降雪の翌朝(凍結によるスリップ事故のリスク)
- 夜間の気温が氷点下まで下がった場合(根雪化の可能性)
- 大雪注意報や警報が出ているとき(急な積雪増加)
また、市街地の積雪は比較的少なくても、喜多方市や猪苗代町など周辺地域では多く積もるケースがあるため、目的地ごとに情報を確認する必要があります。
天気予報だけでなく、リアルタイムの積雪量をチェックすることで、より安全な行動計画が立てやすくなります。
積雪量をライブカメラで確認
積雪の有無や道路状況を目で確認したい場合は、ライブカメラの活用が効果的です。
福島県や市町村の公式サイト、観光案内所のページには、主要道路や観光地に設置されたカメラ映像が提供されています。
たとえば以下のような場所にライブカメラが設置されています。
- 鶴ヶ城周辺(観光客の動向や積雪の様子が見られる)
- 会津若松市内の国道・県道沿い(交通状況や路面の状態を確認可能)
- 猪苗代町・磐梯町などスキー場エリア(積雪の深さや視界の状況を把握できる)
ライブカメラのメリットは次の通りです。
- 映像で確認できるため、積雪状況が一目でわかる
- 天気予報だけでは分からないリアルタイムの交通状況を知る手がかりになる
- 旅行前や外出前に視覚的な安心感が得られる
ただし、天候によってはカメラの映像が見えにくくなることもあるため、複数のカメラを併用するのがおすすめです。
スタッドレスの時期
会津若松でスタッドレスタイヤへの交換を考える時期は、11月中旬から下旬が目安です。
過去の初雪の記録を見ると、早い年では11月下旬に積雪が観測されており、油断していると突然の降雪に対応できないことがあります。
具体的には、令和6年・令和3年のいずれも11月29日・24日と、比較的早いタイミングで雪が降っています。
こうした年は、11月中にタイヤ交換を済ませておかないと通勤や移動に支障が出るおそれがあります。
以下のポイントを意識すると安全です。
- 11月第2週〜第4週の間に交換するのが理想
- 目的地が山沿いや郊外の場合は、さらに早めの交換を検討
- 春先の履き替えは3月下旬〜4月上旬が目安
スタッドレスタイヤは「履いた時期」と「外す時期」の両方を意識することで、積雪のリスクを最小限に抑えることができます。
旅行や帰省の予定がある方は、早めの対応を心がけましょう。
まとめ:会津若松の雪はいつからいつまでかポイント
- 初雪は例年11月下旬から観測される傾向がある
- 本格的な積雪は12月中旬以降に始まる
- 12月上旬は積雪よりもちらつく程度の降雪が多い
- 1月は最も寒さが厳しく、積雪量もピークを迎える
- 日中でも0℃を下回る日が多く、根雪が残る時期である
- 2月も積雪量が多く、50cm以上積もることがある
- 2月中旬には強い寒波が入る年もあり、交通影響が出やすい
- 3月上旬には降雪が残ることがあるが、次第に雪解けが進む
- 気温上昇で道路が濡れやすく、夜間の再凍結に注意が必要
- 積雪の平均は1〜2月で50cm前後、豪雪年は70cmを超えることもある
- 暖冬の年は積雪が30cm未満にとどまる場合もある
- 初雪の早い年では11月中にスタッドレスタイヤが必要になる
- スタッドレスタイヤの交換は11月中旬〜下旬が安全ライン
- リアルタイムの積雪確認にはライブカメラの活用が有効
- 降雪予報は気温・風向き・更新頻度をチェックすることで精度が増す

