冬の風情を楽しめる人気観光地、下呂温泉。
2月のような寒さのピーク時に訪れる際の装備について、とくに車で訪れる予定の方にとっては、スタッドレスの必要性や道路状況が気になるポイントです。
この記事では、下呂温泉の雪はいつからいつまで降るのか傾向、時期ごとの積雪状況、車で訪れる際の注意点などを詳しく紹介していきます。
- 下呂温泉で雪が降り始めるおおよその時期
- 時期ごとの積雪や凍結の傾向
- スタッドレスタイヤの必要性と装備の目安
- 雪見風呂を楽しめるベストシーズン
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下呂温泉の雪はいつからいつまで降る?

- 下呂温泉 積雪の目安と特徴
- 下呂温泉 11月・12月の雪の傾向
- 下呂温泉 1月・2月の雪の傾向
- 下呂温泉 3月・4月の雪の傾向
積雪の目安と特徴
下呂温泉は、岐阜県中部の山間部に位置しており、冬季には積雪がありますが、豪雪地帯というわけではありません。
市街地周辺では、数センチ〜10センチ程度の積雪が一般的であり、連日積もるようなことは少ない傾向です。
特に注意が必要なのは、標高の高いエリアを通って下呂温泉にアクセスする場合です。
市街地には雪がなくても、途中の山道や峠道には積雪や凍結があることがあるため、油断できません。
積雪の特徴として、以下の点が挙げられます。
- 下呂市街地では積もってもすぐに解けやすい
- 日陰や橋の上などでは路面が凍結しやすい
- 朝晩の冷え込みが強く、ブラックアイスバーンが発生しやすい
- 積雪よりも凍結による転倒や事故のリスクが高い
特に観光で訪れる方にとっては、「積もっていないから安全」と思い込むことが一番危険です。
雪の量よりも「気温」と「路面状況」をしっかり確認することが重要です。
11月・12月の雪の傾向
11月はまだ本格的な積雪の時期ではなく、晴れる日も多いため、雪を目にすることは少ないです。
ただし、月末にかけて標高の高い道路や山間部では雪が舞うこともあり、朝晩は冷え込みます。
12月に入ると、下旬からは冬型の気圧配置が強まりやすくなり、市街地でも雪が降る日が増えてきます。
とはいえ、12月の積雪はあくまで「初雪」や「うっすら積もる程度」が多く、長期間雪が残ることは少ないです。
この時期の注意点
- スタッドレスタイヤまたはチェーンを装備しておく
- 雪が降らない日でも、朝晩は凍結する可能性があるため油断しない
- 雪景色を楽しみたい場合は、12月下旬以降が狙い目
なお、クリスマスシーズンにはイルミネーションと雪景色の組み合わせが美しく、下呂温泉ならではの風情を感じられます。
1月・2月の雪の傾向
1月から2月は、下呂温泉周辺で最も雪が降りやすく、積もりやすい時期です。
この時期は冬型の気圧配置が強まる日が多く、寒気が流れ込むことで市街地でも本格的な雪になることがあります。
ただし、豪雪地帯のように数十センチ積もることは少なく、5〜15cm程度が目安です。
一晩で真っ白になることもありますが、昼間の日差しで溶けることも多いです。
この時期の注意点
- 日中は晴れていても、夜間は再凍結のリスクがある
- 雪かきされていない場所では滑りやすい
- 橋や坂道、カーブは特に凍結しやすい
下呂温泉では「雪見風呂」が楽しめる時期でもあり、露天風呂からの雪景色はこの季節ならではの魅力です。
一方で、アクセスには万全の備えが必要です。
スタッドレスタイヤは必須であり、天気予報に加え、道路交通情報やライブカメラで路面状況をチェックしてから出発するのが安全です。
3月・4月の雪の傾向
3月に入ると、徐々に気温が上昇し始め、降雪の頻度も減ってきます。
ただし、上旬はまだ冬の名残があり、寒の戻りで雪が降ることも珍しくありません。特に朝晩の冷え込みが残るため、凍結には引き続き注意が必要です。
4月になると、基本的には雪の心配はほとんどなくなります。
とはいえ、標高の高い山間部や日陰では雪が残っていたり、霜が降りることもあります。
この時期の注意点
- 3月上旬まではスタッドレスが必要な日がある
- 中旬以降は凍結リスクが減少し、春の気配が感じられる
- 4月でも高所ルートは積雪や凍結が残っている場合あり
春休みや新年度に下呂温泉を訪れる方も多い時期ですが、「油断して夏タイヤで行くと凍結に遭遇する」というケースもあります。
3月中の旅行は、念のため冬用装備を継続しておくのが安全です。

下呂温泉の雪はいつからいつまで?注意点

- 車で行く際の注意点
- 車は危ない?
- スタッドレスなしで行ける日はある?
- 雪の下呂温泉を訪れるベストタイミング
車で行く際の注意点
冬の下呂温泉に車で向かう際には、市街地の積雪は比較的少ないとはいえ、アクセスルートには山道や橋が含まれるため、天候や路面状況に十分な警戒が必要です。
まず、主要ルートである国道41号線や国道257号線などでは、朝晩の冷え込みによって路面が凍結しやすくなります。
とくに飛騨金山エリアや下呂トンネル周辺など標高のある地点では、積雪やブラックアイスバーンの発生が頻繁です。
気をつけたいポイント
- 出発前に天気予報と道路交通情報を確認する
- スタッドレスタイヤを装着し、チェーンも携帯しておく
- 橋や日陰のカーブでは速度を落として走行する
- 万が一に備えて毛布や防寒具も積んでおく
また、温泉宿の中には駐車場が坂道にある場合もあるため、チェックイン前に現地の駐車環境も確認しておくと安心です。
車は危ない?
冬季の下呂温泉に車で向かうことは危険と感じる人も多いですが、きちんと準備をすれば過度に心配する必要はありません。
ただし、気を抜くと事故や立ち往生につながるリスクもあるため、季節と気象条件に合わせた装備と運転が不可欠です。
危険とされる要因
- 気温が低く、路面が凍結しやすい
- 積雪よりも見えない凍結(ブラックアイス)が危険
- 日中に解けた雪が夜間に再凍結することが多い
特に夜間や早朝に移動する場合は、晴れていても路面がツルツルに凍っていることがあります。
市街地の道路は除雪されていることが多いですが、山道や高架部分などは凍結しやすいため、注意が必要です。
「雪が少ないからノーマルタイヤでも大丈夫」と思い込むのは非常に危険です。
安全な旅行のためには、冬用装備の使用と慎重な運転が欠かせません。

スタッドレスなしで行ける日はある?
天候が安定していて道路に雪がない日であれば、スタッドレスなしで行ける可能性はあります。
ただし、下呂温泉のある岐阜県中部は標高が高く、地域ごとに気象の差があるため「今日は大丈夫」と判断するのは難しいのが現実です。
とくに12月下旬から2月中旬にかけては、晴れていても早朝や夜間は路面凍結が発生しやすいため、ノーマルタイヤでは非常に危険です。
また、以下のような条件がすべて揃った日でない限り、スタッドレスなしでの走行はおすすめできません。
- 当日・前日の気温が5度以上である
- 雨や雪の予報が出ていない
- 道路ライブカメラで路面が完全に乾いている
- 日中の移動に限定し、夕方前には目的地へ到着する
こうした条件が整っても、天候は変わりやすいため、途中で雪が降ってくることも考えられます。
安全のためにも、冬季に車で下呂温泉へ行くなら、スタッドレスタイヤは必須と考えておく方が無難です。
雪の下呂温泉を訪れるベストタイミング
雪景色と温泉を同時に楽しみたいなら、下呂温泉を訪れるベストなタイミングは1月中旬から2月中旬です。
この時期は寒気が強まりやすく、市街地でも雪が降る日が多いため、風情ある雪見風呂を体験できます。
とくに、下記の条件が揃うと、より満足度の高い旅になります。
- 雪が降った翌日で、快晴が見込まれる日
- 気温が低すぎず、外出しやすい気候
- 平日で混雑が少ない日程
この時期は「下呂温泉合掌村」や「白鷺橋」など、雪化粧をまとった観光スポットも美しく、写真映えも抜群です。
加えて、夜には温泉街のライトアップも行われるため、幻想的な雰囲気の中で過ごすことができます。
ただし、最も寒さが厳しい時期でもあるため、防寒対策や車の冬装備は必須です。
雪を楽しむ旅だからこそ、安全面も万全に整えて出かけることをおすすめします。
まとめ:下呂温泉の雪はいつからいつまで?のポイント
- 下呂温泉の積雪は11月下旬から可能性が出てくる
- 本格的な雪は12月下旬以降に増え始める
- 最も雪が降りやすいのは1月中旬から2月中旬
- 市街地では積雪しても数センチ〜10センチ程度が多い
- 積雪よりも路面の凍結リスクの方が高い傾向にある
- 下呂市街地は積もってもすぐに解けやすい特徴がある
- 日陰や橋の上はブラックアイスバーンに注意が必要
- 12月でもスタッドレスタイヤの装着が推奨される
- 3月上旬までは冬装備を継続するのが安全
- 4月には雪の心配はほとんどなくなる
- 国道41号線や257号線は凍結しやすい区間が多い
- 雪がなくても早朝や夜間は再凍結することがある
- 雪見風呂を楽しむなら1月〜2月がベストタイミング
- 天候が変わりやすいため事前の天気確認が必須
- スタッドレスなしで行ける日はあるが非常に限定的

