紅葉シーズンになると、仙台市内でも人気のスポットとして名前が挙がるのが「定義山(じょうぎさん)」です。
正式には定義如来西方寺のある地域を指し、地元では「定義さん」とも呼ばれ親しまれています。
定義山の紅葉は、歴史ある寺院と自然が織りなす美しい景観が魅力で、毎年多くの観光客が訪れます。
紅葉の見頃は例年10月下旬から11月上旬とされ、仙台市街地よりも色づきがやや早く始まるのが特徴です。
この記事では、定義山の見頃の時期・紅葉の特徴・アクセス情報・周辺の観光スポットなどを詳しく紹介します。
初めて訪れる方でも安心して計画を立てられるよう、わかりやすく解説していきます。
- 定義山の紅葉の見頃時期とその年ごとの傾向
- 現在の紅葉状況を確認するための情報源
- 紅葉とあわせて楽しめる見どころや名物グルメ
- 周辺の観光スポットやアクセス・駐車場情報
定義山の紅葉シーズンと見頃時期

- 見頃は10月下旬から11月上旬
- 現在の紅葉状況
- 特徴と見どころ
見頃は10月下旬から11月上旬
定義山の紅葉は、例年10月下旬から11月上旬にかけて見頃を迎えます。
最も美しいとされるピークは、10月下旬から11月初旬に集中しており、天候や気温によって前後する可能性があります。
特に、仙台市の中でも標高がやや高いエリアに位置しているため、街中よりも紅葉の色づきが早まる傾向があります。
ただし、近年の暖秋傾向により、色づきがやや遅れる年もありますので、事前の確認がおすすめです。
参考までに、2024年の見頃は10月31日頃から11月18日頃でした。
2025年も同様の時期が予想されますが、天気の変化によって若干のズレがあることは念頭に置いておきましょう。
なお、最も紅葉が美しいタイミングを狙うなら、11月1日〜11月10日あたりの訪問が理想的です。
現在の紅葉状況
定義山の紅葉の色づき具合は、複数の公式情報を確認するのがおすすめです
主な確認先
特にInstagramの投稿はリアルタイム性が高く、現地の様子がわかりやすい画像付きで確認できるためおすすめです。
紅葉がピークを迎える時期には、定義如来西方寺のSNSで情報発信されています。
事前に情報を確認することで、見頃を外すリスクを減らし、紅葉のベストシーズンに訪れることができます。
特徴と見どころ
定義山の紅葉は、歴史ある建築物とカエデやナナカマドなどの自然が織りなす美しい景観が魅力です。
中でも注目したいのは、五重塔を背景に広がる紅葉の風景です。
朱色の塔と赤や黄色の葉が見事に調和し、写真映えするスポットとして人気を集めています。
見どころ
- 五重塔と紅葉のコントラスト
- 鯉が泳ぐ池に映る「逆さ紅葉」
- 境内を包む色とりどりの木々
- 貞能堂周辺の静かな紅葉スポット
また、朝方や午前中の早い時間帯は観光客も少なく、ゆっくりと紅葉を楽しむことができます。
ただし、日中は混雑することもあるため、写真撮影や静かに過ごしたい方は早めの訪問がおすすめです。
定義山の紅葉シーズンと見頃の観光情報

- アクセス・駐車場情報
- 定義山名物・三角油揚げ
- 周辺のおすすめ観光スポット
- 宮城・紅葉の名所と見頃
アクセス・駐車場情報
定義山へのアクセスは、車でも公共交通機関でも可能です。
ただし紅葉のピーク時期には混雑が予想されるため、どちらを利用する場合でも余裕を持った行動が望ましいです。
【公共交通機関の場合】
- 仙台駅西口14番バス乗り場から「定義行き」バスで約80分、「定義」で下車
- バスの本数が少ないため、事前に時刻表を確認する
【車の場合】
- 東北自動車道「仙台宮城IC」から約45分
- 紅葉シーズン中の週末や紅葉祭り期間中は渋滞する場合も
【駐車場情報】
- 定義如来西方寺の周辺には無料の駐車場あり
- 収容台数はおよそ300〜500台程度
定義山名物・三角油揚げ
定義山を訪れたら、ぜひ味わっておきたいのが名物「三角油揚げ」です。
これは「定義とうふ店」が提供している名物グルメで、地元の人にも観光客にも愛されています。
この油揚げは、厚みがありながらも外はカリッと、中はふっくらと仕上がっているのが特徴。
軽く焼いてから提供され、醤油とかつお節をかけて食べるスタイルが一般的です。
食べ歩きにもぴったりで、紅葉狩りの合間に手軽に立ち寄ることができます。また、焼きたてを楽しめる点も人気の理由のひとつです。
ポイント
- 注文を受けてから焼くため、多少待ち時間がある
- 紅葉シーズンは行列ができることもある
- 持ち帰り用も販売されている
紅葉と一緒に味わう秋の味覚として、多くの観光客に親しまれています。
- 営業時間:9:00~16:00
- 定休日:火曜 or 水曜(不定休)
- 住所:宮城県仙台市青葉区大倉下道1-2
- HP:https://www.sankaku-age.jp/
周辺のおすすめ観光スポット
定義山を訪れた際には、紅葉だけでなく周辺の観光スポットもあわせて楽しむのがおすすめです。
日帰りで立ち寄れるエリアも多く、自然や温泉を満喫することで、より充実した旅になります。
定義山から車で約15分の場所にある大倉ダムは、紅葉の時期に湖面へ映り込む「逆さ紅葉」が有名です。
湖を取り囲む木々が赤や黄色に染まり、静かな水面に映る姿は幻想的な美しさを見せてくれます。
特に風の少ない早朝は、水鏡のような景色を楽しめる絶好の時間帯です。
ダム周辺には展望スポットもあり、散策しながら紅葉と湖のコントラストを堪能できます。
ドライブ途中に立ち寄りやすい点も魅力で、写真撮影を目的に訪れる観光客にも人気があります。
定義山から車で40分ほどの場所にある作並温泉は、自然豊かな渓谷沿いに旅館や日帰り入浴施設が並ぶ温泉地です。
紅葉の時期には川沿いや山肌が鮮やかに色づき、露天風呂に浸かりながら紅葉を楽しめる贅沢な体験が可能です。
特に10月下旬から11月上旬にかけては観光客で賑わいますが、平日に訪れると比較的静かに過ごせます。
歴史ある宿も多く、温泉街を散策する楽しみもあります。
紅葉狩りの後に立ち寄れば、心身ともに癒されるでしょう。
宮城県を代表する名湯のひとつである秋保温泉は、定義山から車で1時間弱でアクセスできます。
紅葉シーズンには川沿いや周囲の山々が彩りを増し、温泉宿の露天風呂から鮮やかな景観を堪能できるのが大きな魅力です。
磊々峡(らいらいきょう)などの観光名所も近く、紅葉の遊歩道散策と温泉を組み合わせて楽しめます。
11月上旬頃が特に美しい時期とされ、紅葉と温泉を一度に味わえる贅沢なプランを求める観光客に人気があります。
紅葉だけでなく、自然や温泉も満喫できるのが定義山エリアの魅力です。
宮城・紅葉の名所と見頃
宮城県には定義山のほかにも、見応えのある紅葉スポットが各地に点在しています。
それぞれ異なる魅力があるため、紅葉シーズンには複数の名所を巡るプランも人気です。
鳴子峡(大崎市)
見頃:10月中旬から11月上旬
鳴子峡は宮城県を代表する紅葉の名所で、深さ100mほどの渓谷に広がる壮大な景観が魅力です。
10月中旬から下旬にかけて、モミジやナラ、ブナなどが色づき、赤や黄色のグラデーションが峡谷全体を覆います。
大谷川にかかる大深沢橋から見下ろす風景は迫力があり、訪れる人々を魅了します。
遊歩道も整備されており、散策しながら紅葉を間近で楽しむことも可能。
秋の宮城観光の定番スポットとして、多くの観光客が訪れる人気エリアです。

円通院(松島町)
見頃:11月上旬から中旬
松島にある円通院は、紅葉のライトアップで知られる寺院。
例年11月上旬から中旬にかけて見頃を迎え、庭園全体が赤や黄色に染まります。
特に夜間のライトアップでは、池に映り込む紅葉が幻想的で、昼間とは異なる表情を楽しめます。
静かな雰囲気の中で紅葉を鑑賞できるため、ゆったりと過ごしたい人に人気があります。
松島湾の観光と組み合わせやすく、紅葉と海の絶景を一度に味わえる点も大きな魅力です。
磊々峡(秋保温泉)
見頃:10月下旬から11月上旬
磊々峡は秋保温泉に隣接する渓谷で、紅葉の遊歩道散策が楽しめるスポット。
10月下旬から11月上旬が見頃となり、川沿いに広がる赤や黄色の紅葉を間近で観賞できます。
遊歩道は整備されているため歩きやすく、子ども連れや年配の方でも安心して紅葉を楽しめます。
渓谷の岩肌と川の流れ、そして紅葉が織りなす風景は写真映えも抜群です。
温泉街からのアクセスも良く、宿泊や日帰り入浴と組み合わせた観光に最適な場所です。
それぞれの紅葉スポットは、定義山とは異なる景観が楽しめるため、比較しながら訪問するのもおすすめです。
まとめ:定義山の紅葉シーズンと見頃時期のポイント
- 紅葉の見頃は10月下旬から11月上旬頃
- 最も美しいのは11月1日〜10日前後
- 標高が高めのため仙台市街より色づきが早い傾向
- 暖秋の影響で年によっては遅れることもある
- 最新の紅葉状況はInstagramや観光協会サイトで確認できる
- 定義如来西方寺の公式SNSはリアルタイム情報が豊富
- 五重塔と紅葉の組み合わせは写真映えスポットとして人気
- 池に映る逆さ紅葉も見どころのひとつ
- 朝の時間帯は人が少なく、静かに楽しめる
- 紅葉シーズン中は混雑するため早めの訪問が望ましい
- アクセスは仙台駅からのバスまたは車が主流
- 駐車場は無料で300〜500台規模の収容が可能
- 名物の三角油揚げは焼きたてで提供される人気グルメ
- 周辺には大倉ダムや作並温泉など自然や温泉地が豊富
- 紅葉とあわせて日帰り観光やグルメも楽しめるエリア