河口湖の雪はいつからいつまで？冬観光の注意点

河口湖は富士山の麓に位置し、冬になると雪景色が広がる人気観光地です。

そのため「河口湖に雪はいつから降り始めて、いつまで続くのか」「車で行く場合、スタッドレスは必要なのか」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

河口湖は標高が高く、首都圏と比べて気温が低いため、雪の時期や道路状況には特有の注意点があります。

この記事では、河口湖の雪がいつからいつまで見られるのかを軸に、積雪の傾向や冬の旅行準備について、初めて訪れる方にも分かりやすく解説します。

冬の河口湖を安全かつ快適に楽しむための参考にしてください。

＼ 旅行で使えるクーポン配布中！ ／

河口湖の雪はいつからいつまで？初雪の時期と傾向

山梨では雪はいつから降り始める？

山梨県で雪が降り始める時期は地域ごとに異なりますが、標高の高いエリアでは比較的早い時期から雪が観測されます。

特に富士五湖エリアのひとつである河口湖周辺では、11月下旬ごろに初雪となるケースが多いです。

これは標高約860mという地形的条件によるもので、東京などの都市部と比べて5度ほど気温が低くなります。そのため、寒気が早く南下した年には11月中旬に雪が降ることもあります。

一方で、寒波の到来が遅れた場合は、初雪が12月にずれ込むこともあり、毎年の気象条件によって差が出ます。

初雪の時期を把握しておくことで、旅行やドライブの計画を立てやすくなります。

積雪 例年の降雪量と頻度

河口湖では冬の間、月に4～5日ほど雪が降ることがあります。

12月から3月にかけては、数センチ程度の雪が舞う日もあれば、まとまった雪が降ることもあります。

例年の傾向としては以下の通りです。

2014年2月には河口湖で143cmの積雪を記録した例があり、大雪による交通障害や孤立も発生しました。

通常の冬では積雪があっても膝下程度で済むことが多く、日当たりの良い場所では比較的早く解けます。

ただし、積雪後の凍結には注意が必要です。

現在の積雪の確認方法

河口湖の現在の積雪状況を確認するには、複数の方法があります。

訪問前に状況を把握しておくことで、安全かつ快適な旅行がしやすくなります。

確認手段としては以下が挙げられます。

これらの情報を総合的に活用することで、積雪の有無や程度を事前に把握し、適切な装備や行動計画を立てることができます。

ライブカメラで最新状況を確認

河口湖では複数のライブカメラが設置されており、リアルタイムで雪の様子や道路の状態を確認できます。

天候や積雪状況が気になる場合、映像で現地の様子を把握できるのは非常に便利です。

とくに以下のポイントはチェックしやすく人気です。

出発前や旅行当日の朝にチェックすることで、積雪によるトラブルを避けやすくなります。

ただし、天候によってカメラの映像が不鮮明になる場合もあるため、他の情報源と併せて確認するのが安心です。

河口湖の雪はいつからいつまで？冬の旅行準備ガイド

スタッドレスはいつから必要？

河口湖では11月下旬から初雪の可能性があるため、スタッドレスタイヤの装着は11月中旬までに済ませておくのが理想的です。

特に寒気の到来が早い年には11月中旬から路面が凍結するケースもあるため、遅くとも11月末までには冬用タイヤへ交換することをおすすめします。

河口湖周辺では以下のような特徴があります。

また、12月以降は積雪や凍結が頻発し、ノーマルタイヤではスリップ事故の危険性が高まります。

特に早朝や日没後の移動がある場合は、必ずスタッドレスタイヤを装着しましょう。

地元では11月中に冬装備へ切り替えるのが一般的です。旅行やドライブの予定がある場合は、余裕を持ってタイヤ交換を行うと安心です。

チェーン規制はいつから始まる？

河口湖周辺では冬季にチェーン規制が発令されることがあり、特に12月から2月にかけての大雪や寒波の際に道路通行規制が強化されます。

明確な「開始日」があるわけではなく、積雪や凍結が確認され次第、気象状況に応じて臨時に発令される仕組みです。

チェーン規制の対象となる主な道路は以下の通りです。

とくに富士スバルラインは標高が高く、降雪があるとすぐに全線通行止めまたはチェーン規制になることが多く、冬の時期はマイカーで五合目にアクセスするのは困難です。

チェーン規制が発令されると、スタッドレスタイヤだけでは通行できず、チェーン装着車以外は通行不可となる場合があります。

走行予定がある場合は以下の点に注意しましょう。

また、レンタカーを利用する場合はチェーンの貸し出しが可能かどうかも確認しておくと安心です。

冬の河口湖では、突然の雪への備えが重要になります。

12月 雪の状況と観光ポイント

12月の河口湖では、いよいよ本格的な冬が始まり、雪が降りやすくなる時期に入ります。

例年、12月には平均4～5日程度の降雪があり、日によっては数センチの積雪となることもあります。

気温も一気に下がり、日中でも8℃前後、朝晩は氷点下になる日が増えます。

特に晴天の日は放射冷却により朝の冷え込みが厳しく、車のフロントガラスが凍ることも珍しくありません。

観光ポイントとしては、以下のような楽しみがあります。

ただし、12月は初雪からの路面凍結リスクが高まる時期でもあるため、観光には防寒・滑りにくい靴・冬用装備が欠かせません。

1月 雪の状況と気温

1月は河口湖で最も寒さが厳しくなる時期です。

平均気温は約-0.5℃、最低気温は-6℃前後まで下がることが多く、真冬日が続くため外出時にはしっかりとした防寒対策が必要です。

この時期は積雪の頻度も高くなり、20～30cmの積雪が見られることもあります。

過去には1月にまとまった大雪が降り、地域の除雪作業が追いつかずに交通に大きな影響が出た例もあります。

1月の観光の魅力としては以下の点が挙げられます。

外は冷え込んでいても、天気が安定している日が多いため、雪景色と晴天を同時に楽しめるシーズンです。

2月 雪の状況と気温

2月も引き続き寒さが厳しく、雪のシーズンが続きます。

気温は平均で0℃前後、最低気温は-5℃ほどで、1月と同様に凍結や積雪のリスクがあります。

この月も積雪は数回見込まれ、乾いた粉雪や湿った雪など日によって雪質が異なります。

道路が凍結しやすいため、車での移動には十分注意が必要です。

2月の観光で注目されるポイントは以下の通りです。

また、晴天率も高めのため、積雪した風景と晴れた空とのコントラストが美しく、写真撮影にも適した時期です。

3月 雪の状況と気温

3月に入ると、ようやく寒さがやわらぎ始めますが、上旬はまだ冬の名残があり、氷点下になる日もあります。

平均気温は5℃前後となり、下旬にかけて徐々に春らしい陽気に変わっていきます。

雪に関しては、春の淡雪と呼ばれるような軽い雪が降る日があり、積雪には至らなくても一時的に白くなることがあります。

この時期の観光では以下のような魅力があります。

ただし、まだ冬用タイヤの装着を外すには早いため、車での旅行ではスタッドレスやチェーンの準備を継続しておくと安心です。

まとめ：河口湖の雪はいつからいつまでかポイント

• 河口湖では11月下旬に初雪が観測される年が多い
• 寒気が早く来る年は11月中旬に雪が降ることもある
• 初雪が12月にずれ込む年もあり年によって差がある
• 河口湖の標高は約860mで東京よりも約5℃気温が低い
• 冬の間は月に4～5日ほど雪が降る傾向がある
• 軽い雪はすぐに溶けるが大雪では30cm以上積もることもある
• 過去には143cmの記録的積雪を観測したことがある
• 積雪の有無は気象庁や観光協会サイトで確認できる
• ライブカメラでは湖畔や道路のリアルタイム状況が見られる
• スタッドレスタイヤは11月中旬までに装着するのが安心
• ブラックアイス発生により雪がなくても凍結リスクが高い
• チェーン規制は積雪状況に応じて臨時に実施される
• 富士スバルラインは冬季に通行止めになりやすい
• 12月は雪と冷え込みが始まり富士山の眺望が美しい
• 1～2月は寒さと積雪のピークで防寒対策が必須
• 3月は徐々に春に向かうが朝晩はまだ氷点下になることもある