大阪市内にありながら自然豊かな風景が広がる長居植物園では、秋になると色とりどりのコスモスが見頃を迎え、多くの来園者の目を楽しませてくれます。
この記事では、長居植物園の開花状況や見頃のタイミング、コスモスの見どころに加えて、毎年開催されるコスモスフェアの内容やアクセス情報などを詳しくまとめています。
これから訪れる予定の方はもちろん、写真撮影や散策を目的にしている方にも役立つ情報を網羅していますので、ぜひ参考にしてください。
- コスモスの見頃や開花時期の目安
- 最新の開花状況を確認する方法
- コスモスフェアの開催内容と注意点
- アクセスや入園料などの基本情報
長居植物園コスモスの開花状況と見頃時期

- 見頃は11月上旬から下旬
- 最新の開花状況
- 特徴と見どころ
見頃は11月上旬から下旬
長居植物園のコスモスは、例年11月上旬から下旬にかけて見頃を迎えます。
この期間には、園内のライフガーデンを中心に、約10万本もの色とりどりのコスモスが咲き乱れます。
ただし、開花時期は毎年微妙に異なります。
気温や天候によって前後するため、10月下旬から見頃になる年もあれば、11月中旬がピークとなることもあります。
目安となるタイミング
- 10月下旬:早咲き品種の開花が始まる
- 11月上旬〜中旬:花が最も美しく咲きそろう
- 11月下旬:終盤を迎え、一部は散り始める
最終日の午後には「花摘み体験会」が開催されるため、コスモスを観賞できるのは14時までとなります。この点も来園時の計画に含めておきましょう。
最新の開花状況
開花状況は、長居植物園の公式サイトや公式のSNSを確認するのが確実です。
主な確認先
一方、非公式なSNS投稿やブログ情報はタイムラグがあることもあるため、あくまで参考程度にするのが無難です。
公式情報をベースに判断しましょう。
特徴と見どころ
長居植物園のコスモスの魅力は、広大な「ライフガーデン」に咲き誇る多彩な品種と圧倒的なスケール感にあります。
都市部にありながら、自然の中で季節を感じられるスポットです。
主な見どころ
- 約2,000㎡の敷地に広がる一面の花畑
- ダブルクリック、ピコティ、カップケーキなど約10品種のコスモスをランダムに植栽
- 品種ごとの区画分けがなく、自然な景観が楽しめる
- 「巨大輪」や「チョコレートコスモス」など個性的な種類もあり、香りや色味の違いも体感できる
また、年によっては記念撮影用の「コスモスドア」が設置され、撮影スポットとしても人気です。
多くの品種が混在しているため、歩くたびに新たな表情のコスモスに出会える楽しさもあります。
ただし、週末や祝日は来園者が多く、静かに写真を撮るのが難しい場合があります。
できれば平日に訪れるか、朝の早い時間帯を選ぶと快適に観賞できます。
長居植物園コスモスの開花状況と見頃の楽しみ方

- 長居植物園コスモスフェア
- 入園料・開園時間
- アクセス・駐車場
- 大阪のコスモス畑の名所と見頃
長居植物園コスモスフェア
長居植物園では、毎年秋に「コスモスフェア」が開催されます。
開催情報
- 開催日:2024年11月24日(日)
- 開催時間:9:30~16:30
コスモスフェアでは、ライフガーデンの約2,000㎡の花畑に約10万本のコスモスが咲き誇ります。
品種は10種類以上におよび、ダブルクリックやピコティ、アポロなど、色・形ともに多彩です。
品種ごとの区分けがされていないため、園内を歩くだけで色とりどりの花が次々と目に飛び込んできます。
フェア期間の最終日には、「コスモス花摘み体験会」も開催されます。
入園料・開園時間
長居植物園の入園料と開園時間は季節によって異なります。
コスモスの見頃である11月は、冬季スケジュールが適用されます。
【入園料】
- 大人:300円
- 高校生・大学生:200円
- 中学生以下:無料
- 大阪市内在住の65歳以上:無料(健康保険証などの証明が必要)
- 障がい者手帳をお持ちの方とその介助者1名:無料(証明が必要)
【開園時間(11月〜2月)】
- 9:30~16:30(最終入園は16:00まで)
コスモスフェアの期間中は通常の休園日(月曜日)もなく、毎日開園しています。
ただし、イベント最終日の11月24日は14時以降コスモスの鑑賞ができないため、訪れる際にはスケジュールに注意しましょう。
アクセス・駐車場
長居植物園は大阪市内にあり、複数の交通機関からアクセスできます。
また、周辺には有料の駐車場も完備されています。
【電車でのアクセス】
- Osaka Metro御堂筋線「長居駅」3号出口から徒歩約10分
- JR阪和線「長居駅」東口から徒歩約12分
- JR阪和線「鶴ヶ丘駅」から徒歩約14〜15分
- 近鉄南大阪線「針中野駅」から徒歩約20分
【市バスを利用する場合】
- 4号系統「住之江公園発~出戸ターミナル行」乗車
- 「長居東」停留所下車後、北へ徒歩約400m
【駐車場情報(有料)】
- 長居公園地下駐車場(255台)
- 植物園前駐車場(272台)
- ヤンマースタジアム前駐車場(60台)
週末は混雑することがあるため、公共交通機関の利用をおすすめします。特にイベント最終日は混雑が予想されるため、早めの行動が安心です。
大阪のコスモス畑の名所と見頃
大阪には、長居植物園以外にも秋に見応えのあるコスモス畑が多数あります。
ここでは、アクセスのしやすさや本数、景観の美しさから特におすすめできる名所を3つ紹介します。
万博記念公園(吹田市)
万博記念公園は、敷地面積264ヘクタールと大阪最大級の広さを誇る公園です。
園内西側にある「花の丘」では、毎年約12万本のコスモスが咲き誇ります。
- 見頃:10月中旬〜11月上旬
- 品種:センセーション系中心
- シンボル「太陽の塔」と一緒に撮影できるスポットが人気
- イベント「コスモス・コキアフェスタ」も開催される
広々とした丘に風に揺れるコスモスの景観は非常にフォトジェニックです。
ピクニックエリアもあり、家族連れにもおすすめです。
さらに詳しくはこちらの「万博記念公園 コスモスの開花状況と見頃時期」の記事を参考にしてください。

花博記念公園鶴見緑地(大阪市鶴見区)
市内中心部に位置する花の名所で、風車がある「風車の丘」ではコスモスが見どころです。
約1万株と規模は小さめですが、風車との組み合わせが絵になります。
- 見頃:10月下旬〜11月上旬
- 品種:センセーション系、ピコティなど
- 花壇に沿った遊歩道でゆったりと観賞可能
- ペット連れの来園者にも配慮された設備が整っている
市街地にありながら自然が豊富で、アクセス性の高さも魅力です。
気軽に立ち寄れるコスモススポットを探している方に適しています。
和泉リサイクル環境公園(和泉市)
大阪府下でも最大級といわれるコスモス畑が広がるのが、和泉リサイクル環境公園です。
76,000㎡の敷地に約100万本のコスモスが咲き、圧倒的なスケール感があります。
- 見頃:10月中旬〜10月下旬
- 品種:センセーション、キバナコスモスなど多品種
- 広大な敷地により密になりにくく、ゆっくり散策できる
- 入園無料・駐車場も無料とコスト面でも優しい
子ども連れやカメラ愛好家にも好まれ、花畑全体を撮影できる高台もあります。
自然環境を活かした演出が随所にあるため、季節の移ろいをじっくり感じたい方に向いています。
このように、大阪府内にはそれぞれ異なる魅力をもつコスモスの名所が揃っています。
時間に余裕があれば、長居植物園と併せて他のスポットも巡ってみると、より深く秋を満喫できます。
まとめ:長居植物園 コスモスの開花状況の見頃とポイント
- 見頃は例年11月上旬から下旬ごろ
- 開花のピークは11月上旬〜中旬が中心
- 10月下旬には早咲き品種が咲き始める
- 見頃終盤の11月下旬には一部が散り始める
- コスモスは主にライフガーデンエリアに植栽されている
- 約10万本・10品種以上のコスモスが咲く
- 区画分けせずランダムに配置された花畑が特徴
- ダブルクリックやピコティなど多彩な品種がある
- 「巨大輪」「チョコレートコスモス」なども含まれる
- 記念撮影スポットとして「コスモスドア」が設置される年もある
- コスモスフェアは11月24日に開催される
- フェア当日14時以降は花摘み体験のため鑑賞不可
- 開花状況は公式サイト・SNSで最新情報を確認可能
- 混雑回避には平日や午前中の来園が望ましい
- 都市部にありながら自然を感じられる立地が魅力