横浜市中区にある三溪園は、歴史ある日本庭園として知られ、夏になると美しい蓮の花が訪れる人々を魅了します。
この記事では、三溪園の蓮の見頃や開花状況、早朝観蓮会の見どころ、アクセス方法、さらには周辺の観光情報まで幅広くご紹介します。
これから訪れる予定の方にとって、実用的でわかりやすい内容になっていますので、事前の計画づくりにぜひお役立てください。
- 三溪園の蓮の見頃時期と観賞に適した時間帯
- 最新の開花状況を確認する具体的な方法
- 早朝観蓮会の開催日程とイベント内容
- 三溪園へのアクセス手段と周辺観光情報
三溪園 蓮の見頃と開花状況

- 見頃は7月中旬から8月上旬
- 最新の開花状況
- 特徴と見どころ
見頃は7月中旬から8月上旬
三溪園の蓮の花は、例年7月中旬から8月上旬にかけて見頃を迎えます。
特に朝7時から9時の時間帯が最も美しいとされています。
その理由は、蓮の花が早朝に開花し、昼前には閉じてしまうという性質にあります。
日中に訪れても花が閉じかけていることが多いため、早起きが重要。「早朝観蓮会」が行われ、この期間が蓮の見頃のピークと重なります。
ただし、開花時期には年によって若干の差があり、気温や天候によって前後することもあります。
そのため、訪問前には開花状況を確認することをおすすめします。
最新の開花状況
開花状況は、三溪園の公式サイトやSNSを確認するのがもっとも確実です。
主な確認先
三溪園の公式サイトには「蓮の開花状況」専用ページが設けられていて、日ごとの開花写真や特別な蓮の開花状況を確認できます。
また、Instagramでは、写真付きで最新の様子が頻繁に投稿されており、実際の見た目や混雑状況も把握しやすくなっています。
なお、情報は前日や当日に更新されることが多いため、来園前日〜当日に確認するのが理想的です。
特徴と見どころ
三溪園に咲く蓮は「原始蓮」と呼ばれる品種で、以下のような特徴があります。
主な特徴
- 背丈が高く、葉も大きく広がる
- 繁殖力が強く、池一面に花が咲く
- 淡いピンク色の大輪が美しい
こうした特徴により、写真映えする景観としても人気です。
特に朝の光を浴びた蓮の花と、園内にある歴史的建造物(旧燈明寺三重塔など)とのコントラストは、三溪園ならではの魅力といえるでしょう。
また、珍しい「双頭蓮(1本の茎に2つの花が咲く蓮)」が稀に見られる年もあります。
これは非常に縁起が良いとされ、発見された日はSNSでも話題になります。
見どころをさらに楽しむためには、早朝の「観蓮会」期間に訪れるのがおすすめです。
開園直後に入園することで、人が少ない中でゆっくりと写真撮影や観賞が可能になります。
三溪園 蓮の見頃と開花状況の楽しみ方

- 早朝観蓮会の概要
- 早朝観蓮会のおすすめイベント
- 入園料・開園時間
- アクセスと駐車場
- 周辺のおすすめ観光スポット
- 神奈川県内・蓮の名所と見頃
早朝観蓮会の概要
蓮が見頃を迎える7月中旬から8月中旬には、早朝観蓮会が開催されます。
朝7時に開園し、蓮が最も美しく咲く7時~9時の時間帯を狙って観賞できる点が魅力です。
期間中は通常より2時間早く開園するため、涼しく静かな園内でゆったり観賞でき、混雑を避けたい方にもおすすめです。
ただし、各古建築(例:三溪記念館・旧矢箆原家住宅)はそれぞれ公開時間が異なり、朝8時や9時以降となるため、建物も見たい方は時間配分に注意してください。
早朝観蓮会のおすすめイベント
観蓮会期間中には、以下のような体験型イベントが実施されます。
- 蓮の葉シャワー&茎の糸取り体験
- 葉っぱのお面づくり
- 蓮の種・果托のプレゼント(寄付形式)
これらはすべて7:00~8:30に外苑蓮池周辺で行われ、参加費は無料(ただし入園料別)です。
たとえば、蓮の葉シャワーではホースと葉を使った構造が親子連れにも人気。
一方で、定員のあるワークショップ(うちわ作り)は、日程が限られているので、参加希望者は早めに申し込みしておくと安心です。
入園料・開園時間
三溪園の基本情報は次の通りです。
【入園料】
- 入園料:大人900円 / 小中学生200円 / 65歳以上(市内在住)700円
【開園時間】
- 通常開園時間:9:00~17:00(最終入園16:30)
- 観蓮会開催日は7:00開園(閉園は通常どおり17:00)
通常時より早く入園できる観蓮会期間は、限られた時間を有効に使えるため、朝活や写真をゆっくり楽しみたい方に適しています。
アクセスと駐車場
三溪園へのアクセスは主に以下の方法です。
【公共交通機関利用の場合】
- JR根岸線・根岸駅:市営バス(58・99・101系統)に乗車、「本牧」下車後徒歩約10分。
- 横浜駅 東口から:市営バス(8・148系統)利用、「三溪園入口」下車徒歩約5分。
【駐車場】
- 駐車場は園内にはなく、周辺の有料駐車場を利用する必要があります。
観蓮会期間中は早朝から混雑するため、バス利用や時間に余裕を持った移動をおすすめします。
周辺のおすすめ観光スポット
三溪園の観蓮会を楽しんだあとは、周辺にある観光スポットもあわせて訪れることで、横浜の自然と文化をより深く味わえます。
ここでは三溪園周辺のおすすめ観光地を紹介します。
三溪園の敷地内にある三溪記念館では、園の創設者・原三溪に関する資料や作品を展示しています。
特に観蓮会シーズン中は、原三溪が描いた蓮の絵画が展示されており、観賞とあわせて訪れるのに最適です。
- 開館時間:8:00~17:00(観蓮会開催日)
- 料金:無料(入園料別)
外苑中央広場に位置する「月影の茶屋」では、観蓮会期間中に合わせて「朝顔展」が開催されます。
直径20cmを超える大輪朝顔や、形が変わった変化朝顔など約40点を日替わりで展示。
- 開催期間:2025年7月27日~31日
- 抽選で朝顔の苗プレゼントあり(毎日10名)
三溪園から車で約20分の距離にある日本最大級の中華街です。
蓮観賞の後に立ち寄って本格的な中華料理を楽しむのもおすすめです。早朝から営業している飲食店もあるため、モーニング利用も可能です。
港町横浜らしい景観が楽しめる山下公園や、海を望むベンチでのんびりとした時間を過ごすことができます。
天気が良ければ、蓮観賞の後の散歩コースとしてぴったりの場所です。
神奈川県内・蓮の名所と見頃
三溪園以外にも、神奈川県内には蓮の名所がいくつか存在します。
ここでは、アクセスしやすく、それぞれに特色のあるスポットを3つ紹介します。
鶴岡八幡宮(鎌倉市)
鶴岡八幡宮の源平池には毎年7月上旬から蓮が咲き始めます。
朱色の橋と蓮の組み合わせが美しく、写真スポットとしても人気があります。歴史と自然が融合した風景は、早朝に訪れると特に幻想的です。
- アクセス:JR鎌倉駅から徒歩10分
- 見頃:7月中旬〜8月上旬
- 特徴:神社建築と蓮のコントラストが美しい

大船フラワーセンター(鎌倉市)
県立の植物園として知られる大船フラワーセンターでは、広い園内の一角に蓮池が整備されています。
温室や芝生広場もあり、家族連れにもおすすめのスポットです。
- アクセス:JR大船駅から徒歩約16分
- 開園時間:9:00~17:00(最終入園16:00)
- 見頃:7月中旬〜8月初旬
秦野市 水無川沿いの蓮畑(秦野市)
自然の中に広がる素朴な蓮畑で、観光地化されていない静かな環境が魅力です。
農業用水を利用した地域密着型の風景が広がっており、のんびりと蓮の花を観賞したい方に向いています。
- アクセス:小田急線・秦野駅からバスで約15分
- 見頃:7月中旬〜下旬
- 特徴:人混みが少なく、落ち着いた雰囲気で蓮が楽しめる
まとめ:三溪園 蓮の見頃と開花状況のポイント
- 三溪園の蓮の見頃は7月中旬から8月上旬
- 最も美しい時間帯は早朝7時~9時
- 蓮は昼前には閉じるため早朝の鑑賞が理想
- 2025年は7月19日~8月11日の金土日祝に早朝観蓮会を開催
- 観蓮会期間中は朝7時から特別開園
- 三溪園の蓮は「原始蓮」で淡いピンクの大輪が特徴
- SNSや公式サイトで開花状況を確認できる
- 「双頭蓮」が咲く年もあり縁起が良いとされる
- 開花情報は前日や当日に更新されることが多い
- 観蓮会では蓮の葉シャワーや糸取り体験が人気
- ワークショップは定員制のため事前予約が安心
- 入園料は大人900円、小中学生200円、シニア700円
- 駐車場は周辺の有料施設を利用する必要がある
- 観蓮後には三溪記念館や朝顔展なども楽しめる
- 鶴岡八幡宮など神奈川にも蓮の名所が複数ある