三重県津市にある「かざはやの里」は、東海エリア屈指のあじさい名所として知られています。
毎年6月には、色とりどりのあじさいが約77,000株咲き誇り、その美しさから多くの来園者を魅了しています。
この記事では、かざはやの里のあじさいの開花状況や見頃の時期はもちろん、変動制となっている料金の目安、車や電車を利用したアクセス方法、紫陽花まつり期間限定で運行されるシャトルバスの詳細まで、初めて訪れる方でも安心して楽しめるようにわかりやすくまとめています。
混雑を避けつつ、もっとも美しい瞬間を見逃さないために、ぜひ最後までチェックしてみてください。
- あじさいの見頃時期と開花の流れ
- 開花状況の確認方法と注意点
- 入園料の仕組みと料金変動の目安
- アクセス方法とシャトルバスの利用条件
かざはやの里 あじさいの見頃はいつ?

- いつ頃が見頃?
- 開花状況はどこで確認?
- 見どころと撮影スポット
いつ頃が見頃?
かざはやの里のあじさいは、毎年6月中旬に最も美しく咲き誇ります。
色づき始めは5月下旬ごろからで、満開の時期である「美頃(みごろ)」を迎えるのが6月10日〜20日頃です。
この時期には園内全体が青・紫・ピンクなど多彩なあじさいで彩られ、最も見応えがあります。
開花のピークを過ぎると、花の色がアンティーク調の風合いになる「シャビーシック期」に入ります。
この時期のあじさいは落ち着いた美しさがあり、写真撮影にも人気。ただし、花の鮮やかさを重視する方は6月中旬に訪れるのが理想です。
なお、天候や気温により若干のズレが生じる年もあるため、来園前には開花状況を確認してからの訪問がおすすめです。
開花状況はどこで確認?
開花状況は「かざはやの里」の公式ホームページやSNSで随時更新されています。
特に、公式サイト内の「開花情報」ページでは、最新の写真付きで園内の様子を確認できるため便利です。
また、見頃の時期にはメディア記事や旅行系ポータルサイトでも特集されることが多く、現地の混雑状況やおすすめポイントが紹介されることもあります。
スマートフォンで現地に向かう途中でもアクセスしやすいため、リアルタイム情報をチェックして、最も美しいタイミングを狙いましょう。
ただし、雨天後は足場がぬかるむことがあるため、靴の選び方にも注意が必要です。
見どころと撮影スポット
かざはやの里では、あじさいの花を単に観賞するだけでなく、景観デザインそのものが撮影スポットとして設計されています。
とくに「恋のWAVE」や「TSUWAVE」は、丘陵に沿って波打つようにあじさいが配置されており、写真映えするスポットとして高い人気を誇ります。
そのほかにも、「あじさい花時計」や「風早池の借景」は広大な敷地を活かしたダイナミックな眺望が魅力です。
展望エリアから園内の約半分を見渡せるため、遠景とあじさいの組み合わせを一度に楽しめます。
写真撮影を重視する方は、午前中や夕方の光が柔らかい時間帯がおすすめです。
また、園内では予約制の「日の出写真撮影」も行われており、朝焼けに染まるあじさいを特別な一枚に収めることができます。
季節や時間帯で異なる表情を見せるため、訪問のたびに新しい魅力を発見できるでしょう。
かざはやの里 あじさいの見頃と準備情報

- 料金は変動制に注意
- アクセス方法
- シャトルバスの詳細
- マップで施設をチェック
- ランチスポット情報
- レビューから見る評価
料金は変動制に注意
かざはやの里の入園料は、あじさいの開花状況によって変動します。
花が最も美しく咲き誇る「美頃(みごろ)」の時期には、大人(18歳以上)の料金が最大で1,500円まで上がることがあります。
一方、開花前や花が終わりかけの時期は100円程度まで下がるため、訪問時期によって費用に大きな差が出る点に注意が必要です。
13歳〜17歳は最大で750円、小学生以下や障がい手帳を提示する方、ペットは無料です。
また、料金は現地で現金払いとなるため、あらかじめ準備しておくとスムーズです。
お得に楽しみたい方は、開花状況を事前にチェックし、やや見頃を外したタイミングを狙うのもひとつの方法です。
ただし、最も見応えのある時期に訪れたい場合は、料金が高くなることを想定しておく必要があります。
アクセス方法
かざはやの里は三重県津市にあり、伊勢温泉ゴルフクラブの敷地内に位置しています。
車・電車どちらでもアクセス可能ですが、利便性を重視するなら車での来園がおすすめです。
以下に、主なアクセス方法をまとめました。
車でのアクセス
- 伊勢自動車道「久居IC」から約5分
- 国道165号を通り、「百五銀行・JA三重中央」を右折
- 「風早団地」を経由し、案内看板に従って進む
- カーナビ入力は「伊勢温泉ゴルフクラブ」が確実
- 普通車:約550台分(第1〜第3+ゴルフ場駐車場含む)
- 大型観光バス:約10台分
- 駐車料金:無料
公共交通機関でのアクセス
- 最寄駅:近鉄名古屋線「久居駅」(特急停車駅)
- 駅西口より、三重交通バス「榊原車庫前行き」に乗車
- 「戸木神社前」下車後、徒歩約15分
- 徒歩が困難な場合は、無料シャトルバスの利用が便利(※紫陽花まつり期間限定)
移動手段によってルートが大きく変わるため、事前に計画を立てておくと安心です。
特に花の見頃シーズンは周辺道路や駐車場が混雑するため、朝早い時間帯の来園が推奨されています。
シャトルバスの詳細
紫陽花まつりの期間中、かざはやの里では無料のシャトルバスが運行されています。
このバスは「戸木神社前」バス停と「かざはやの里入口」を往復しており、主に近鉄久居駅からバスで訪れる方にとって便利なサービスです。
運行時間は9:25から16:53までで、三重交通バスの到着時刻に合わせてピストン運行されます。
バス停から園までの徒歩移動が難しい方や、荷物が多い方にも適しています。
なお、ゴルフカートによる園内送迎サービスもあります。こちらは足の不自由な方を優先とし、駐車場前から茶屋付近まで運行されます(運行時間9:00〜17:00、12:00〜12:40は運転手休憩あり)。
公共交通を利用する場合は、シャトルバスの有無と時間帯を事前に確認しておくと安心です。
マップで施設をチェック
かざはやの里は約33,000㎡の広大な丘陵地にあり、エリアごとの特徴を把握するには園内マップの事前確認が役立ちます。
特に初めて訪れる方にとっては、効率よく巡るためにもルートの下見が重要です。
園内には以下のような主なエリアがあります。
- 恋のWAVE・TSUWAVE:あじさいで波模様を描いた人気の撮影スポット
- あじさい花時計:時間をモチーフにした円形の花壇エリア
- 風早池の借景:池を背景にあじさいを望む絶景ポイント
- かざはや茶屋・東屋(22か所):休憩や食事に利用可能な場所が点在
- 足湯エリア:あじさいを眺めながらリラックスできる薬草足湯(期間限定)
- ドッグラン:全犬種対応の天然芝スペース(入園後チケット購入制)
- 花乃丘神社:御朱印や絵馬を授かれる小さな神社
園内は傾斜があるため、歩きやすい靴での来園がおすすめです。
ゴルフカートの送迎も利用できるため、足の不自由な方でも安心して回れます。
ランチスポット情報
かざはやの里では、お弁当の持ち込みが可能なほか、園内に複数の飲食施設が用意されています。
花まつり期間中は、キッチンカーや茶屋が営業しており、手軽に食事が楽しめます。
- 茶屋1号 (ペンギン)(10:00〜16:00)
梅うどん、津餃子、焼きそば、唐揚げ、みたらし団子などが提供されており、軽食にぴったりです。
食事の選択肢は豊富ですが、混雑時は待ち時間が発生することもあるため、早めの利用がおすすめです。
レビューから見る評価
かざはやの里は、その美しい景観と施設の充実度から、来園者から高い評価を得ています。
特に注目されているのは、あじさいの配置デザインと多彩な品種による圧巻のスケール感です。
よく挙げられるポジティブな声には、以下のようなものがあります。
- 高低差を活かした植栽が見事で、写真映えする
- 足湯や送迎カートなど、配慮のある設備がうれしい
- バリアフリー対応が整っており、家族連れや高齢者でも安心
一方で、混雑時期に訪れた人からは「駐車場が満車になりやすい」「昼頃は食事がやや混み合う」といった指摘もあります。
これらの点を踏まえて、早朝や平日の来園が快適に楽しむためのポイントとなります。
全体としては「また訪れたい」と感じるリピーターが多く、地域でも屈指の人気スポットといえるでしょう。
まとめ:かざはやの里 あじさいの見頃ポイント
- 見頃は6月10日〜20日頃である
- 色づき始めは5月下旬、7月初旬はシャビーシック期
- 開花状況は公式サイトやSNSで確認可能
- 恋のWAVEやTSUWAVEは人気の撮影エリア
- 展望エリアから園内の半分が一望できる
- 日の出写真撮影は予約制で実施
- 料金は開花状況により100円〜1500円の変動制
- 中高生以下、障がい者、ペットは入園無料
- 園内は伊勢温泉ゴルフクラブ内に位置
- 車利用は久居ICから5分、駐車場は計550台分
- 公共交通では久居駅からバスとシャトルバスを利用
- 園内マップで各エリアの事前確認が有効
- 足湯・ドッグラン・御朱印神社など施設も充実
- ランチは茶屋やキッチンカー、持ち込みも可能
- レビューでは景観美と施設の配慮が高評価