京都・長岡京市にある柳谷観音(楊谷寺)は、関西屈指のあじさいの名所として知られ、毎年6月中旬から7月上旬にかけて境内を彩る約5,000株の紫陽花が訪れる人々を魅了します。
見頃の時期には、あじさいの開花状況を見極めながら訪問を計画することがポイントになります。
この記事では、柳谷観音あじさいの見頃の時期を中心に、SNS映えで人気の花手水の楽しみ方や、あじさいウイーク限定のシャトルバス情報など、参拝前に役立つ情報をまとめました。
混雑を避けながら見どころを効率良く巡るための準備にお役立てください。
- 柳谷観音(楊谷寺)のあじさいの見頃時期と開花の特徴
- 現地で楽しめる花手水やアンブレラスカイなどの見どころ
- アクセス手段やシャトルバス、タクシー利用の方法
- 拝観料や御朱印の種類・入手方法と注意点
柳谷観音あじさいの見頃の楽しみ方

- 紫陽花はいつまで楽しめる?
- 楊谷寺 開花状況のチェック方法
- 楊谷寺 花手水の見どころ紹介
- 紫陽花と共演!アンブレラスカイとは
紫陽花はいつまで楽しめる?
柳谷観音の紫陽花は、例年6月中旬から7月上旬にかけて見頃を迎えます。
6月上旬から少しずつ咲き始め、下旬になると境内一帯が紫陽花に包まれ、まさに最盛期を迎えます。
梅雨の湿度を帯びた空気の中でしっとりと咲く紫陽花は、涼やかな色合いが一層引き立ち、訪れる人々の目と心を癒してくれます。
ただし、見頃の時期はその年の気候によって前後します。
5月中に気温が高い日が続くと早く開花することがあり、逆に気温の低い年は開花が遅れることもあります。
特に7月初旬には花の色があせ始めるため、最も美しい状態の紫陽花を見たい方は6月中〜下旬の来訪がおすすめです。
柳谷観音では約5,000株・27種の紫陽花が植えられており、「あじさいの道」や「あじさい回廊」など、様々なエリアで花を楽しむことができます。
ガクアジサイやカシワバアジサイ、クロヒメアジサイなどがそれぞれ異なる表情を見せるため、花の種類や色合いの違いにも注目してみましょう。
楊谷寺 開花状況のチェック方法
柳谷観音(楊谷寺)のあじさい開花状況を確認したい場合は、公式SNSの活用がおすすめです。
公式InstagramやFacebookでは、紫陽花の様子を写した写真が随時投稿されており、最新の開花状況やイベントの情報も確認できます。
特に見頃を迎える6月は、多くの投稿がアップされやすく、写真から紫陽花の色づき具合や咲き具合が具体的にわかります。
文章による「○分咲き」などの説明も添えられているため、来訪のタイミングを見極める参考になります。
ただし、天候によっては開花が前後することもあり、必ずしも予想通りのタイミングで満開になるとは限りません。
予定を立てる際は、直前の情報もチェックするようにしましょう。
また、見頃の時期には特別な行事や混雑も予想されます。
開花状況と併せて、イベントの有無やシャトルバスの運行日なども確認しておくと安心です。
楊谷寺 花手水の見どころ紹介
柳谷観音(楊谷寺)の名物のひとつが「花手水(はなちょうず)」です。
手水鉢に彩り豊かな紫陽花を浮かべるこの演出は、2017年に始まり、SNS映えする美しい風景として全国に知られるようになりました。
境内には「龍手水」「苔手水」「庭手水」「恋手水」「琴手水」の5か所の花手水があり、それぞれ異なる趣で飾られています。
例えば、本堂前の「龍手水」では大ぶりの紫陽花が大胆に配置され、写真映えするスポットとして人気です。
一方、「琴手水」は水琴窟の近くにあり、水音とともに花の風情を楽しむことができます。
特に梅雨時期には紫陽花の花手水が最も美しい時期となり、訪れる価値が高まります。
加えて、押し花朱印や限定御朱印などの企画もこの時期に集中するため、花手水と合わせて楽しむことで充実した訪問になります。
ただし、花手水は自然の花を使用しており、天候や気温によって状態が変化することがあります。
来訪前に公式SNSで現在の展示状況をチェックしておくと安心です。
紫陽花と共演!アンブレラスカイとは
「アンブレラスカイ」は、柳谷観音 楊谷寺のあじさいウイーク期間中に実施される注目のイベントのひとつです。
透明な紫陽花模様の傘が境内上空に連なり、まるで空中に咲く花のような幻想的な風景を作り出します。
このイベントは梅雨のシーズンに合わせて開催されており、雨の日でも楽しめる演出として人気を集めています。
傘は境内に約50本設置されるほか、来場者には無料で貸し出しされるものもあり、SNSでのフォトコンテストも行われます。
アンブレラスカイは、花手水と並ぶフォトスポットとして多くの参拝者が訪れるため、特に週末や好天の日には混雑することがあります。
写真撮影の際は他の来場者への配慮が求められる点には注意が必要です。
また、2024年には提灯や紫陽花の階段との組み合わせで一層華やかさが増しており、年々進化を遂げているイベントです。
撮影目的で訪れる場合は、午前中のやわらかい光の時間帯や雨の風情を活かした午後の時間帯を狙うと、印象的な写真が撮れるでしょう。
柳谷観音あじさいの見頃のアクセス情報

- 楊谷寺 アクセス方法と注意点
- 楊谷寺 シャトルバス 時刻表と運行日
- 長岡京駅から楊谷寺 タクシー料金の目安
- 周辺の駐車場事情
- 拝観料や上書院の公開時間まとめ
- 限定御朱印と押し花朱印の入手方法
楊谷寺 アクセス方法と注意点
柳谷観音(楊谷寺)へ行くには、主にタクシーか自家用車の利用が現実的です。
公共交通機関のみでのアクセスは非常に難しく、最寄りのバス停「奥海印寺」からも徒歩で40分程度かかります。
そのため、アクセス手段を事前に確認し、しっかりと計画を立てることが大切です。
電車を利用する場合は、阪急京都線「西山天王山駅」または「長岡天神駅」、もしくはJR京都線「長岡京駅」で下車し、そこからタクシーを利用するのが一般的なルートとなります。
いずれの駅からもタクシーで約10〜15分程度の距離です。
自家用車で訪れる場合は、京都縦貫自動車道「長岡京IC」または名神高速道路「大山崎IC」が最寄りとなり、それぞれ10分〜15分ほどで到着します。
寺には約100台分の駐車スペースがありますが、一部は有料となっているため、小銭や電子マネーの準備をおすすめします。
注意点として、あじさいウイーク期間中は混雑が予想されます。
特に週末やイベント開催日は駐車場が満車になる可能性もあるため、できる限り朝早い時間に到着するか、MKトラベルのタクシーツアーなどを利用すると快適です。
楊谷寺 シャトルバス 時刻表と運行日
柳谷観音(楊谷寺)では、通常シャトルバスの運行はありませんが、毎月17日の縁日と、特定イベント日に限り臨時シャトルバスが運行されます。
あじさいウイーク期間中の2025年も、6月17日(月)のみ、阪急「西山天王山駅」とJR「長岡京駅」からシャトルバスが出る予定です。
片道の運賃は300円とリーズナブルで、公共交通機関で訪れる人には便利な手段となっています。
ただし、定員制で運行本数も限られているため、当日は早めに乗り場へ向かうことをおすすめします。
なお、シャトルバスの発着時刻は日によって異なることがあるため、現地の案内や市の観光協会の情報ページも併せて確認しておくと安心です。
特に午後の便は混雑しやすいため、午前中の利用がスムーズです。
行き(お参り)
JR長岡京駅 | 阪急西山天王山駅 | 柳谷観音(着) |
---|---|---|
8:30 | 8:40 | 8:50 |
9:00 | 9:10 | 9:20 |
9:30 | 9:40 | 9:50 |
10:00 | 10:10 | 10:20 |
10:30 | 10:40 | 10:50 |
11:00 | 11:10 | 11:20 |
11:30 | 11:40 | 11:50 |
12:00 | 12:10 | 12:20 |
12:30 | 12:40 | 12:50 |
13:00 | 13:10 | 13:20 |
帰り
柳谷観音 | 阪急西山天王山駅 | JR長岡京駅(着) |
---|---|---|
9:10 | 9:20 | 9:30 |
9:40 | 9:50 | 10:00 |
10:10 | 10:20 | 10:30 |
10:40 | 10:50 | 11:00 |
11:10 | 11:20 | 11:30 |
11:40 | 11:50 | 12:00 |
12:10 | 12:20 | 12:30 |
12:40 | 12:50 | 13:00 |
13:10 | 13:20 | 13:30 |
13:40 | 13:50 | 14:00 |
長岡京駅から楊谷寺 タクシー料金の目安
JR長岡京駅から柳谷観音(楊谷寺)までタクシーを利用する場合、所要時間はおおよそ15分ほどです。
距離にして約6~7km程度で、通常のタクシー料金は片道で2,000円前後が目安です。
ただし、時間帯や交通状況によって料金は前後するため、余裕を持って予算を考えておくと良いでしょう。
特に週末の午後やイベント開催時には渋滞の影響で所要時間が延びることがあり、その分料金も高くなる可能性があります。
また、タクシーを駅前で拾えない場合に備えて、事前に地元のタクシー会社の連絡先を控えておくのがおすすめです。
MKタクシーやその他の地元タクシー会社では、観光プランに対応した送迎サービスも提供されています。
複数人での訪問であれば、割り勘によってコストを抑えることができる点もメリットです。
逆に一人で訪れる場合は、タクシーツアーや乗合の観光プランを検討すると費用対効果が高くなります。
周辺の駐車場事情
柳谷観音(楊谷寺)を訪れる際、車でのアクセスを検討する方も多いでしょう。
境内周辺には複数の駐車場が整備されていますが、特に混雑が予想される「あじさいウィーク」期間中は、早めの到着が推奨されます。
主な駐車場として、山門前駐車場(32台収容)と第1駐車場(23台収容)があり、これらは24時間入出庫が可能です。
料金は最初の60分が500円、その後は60分ごとに200円が加算されます。
また、第2駐車場(約30台収容)と第3駐車場(約15台収容)は、ウィーク期間中は終日500円の定額料金で利用できます。
さらに、第4駐車場(約50台収容)は無料で開放されていますが、入口が狭いため、大型車の利用は注意が必要です。
これらの駐車場は、特に週末やイベント開催時には早朝から満車になることがあります。
公共交通機関の利用や、早めの行動計画を立てることが、スムーズな参拝につながります。
拝観料や上書院の公開時間まとめ
柳谷観音の拝観料は、通常期と特別公開期間で異なります。
通常期は500円、あじさいウィーク期間中は1,000円となります。
上書院の特別公開は、通常は毎月17日のみ行われますが、特別期間中は毎日公開されることもあります。
公開時間は9時から15時までで、拝観料は上書院を含めて2,000円となります。
特に紅葉の時期には、ライトアップイベントが開催され、幻想的な景観を楽しむことができます。
これらのイベントは事前予約が必要な場合もあるため、公式サイトやSNSで最新情報を確認することをおすすめします。
限定御朱印と押し花朱印の入手方法
柳谷観音では、季節ごとに異なる限定御朱印や、オリジナルの押し花朱印を授与しています。
押し花朱印は、毎月17日に開催される「押し花朱印つくり体験」に参加することで、自分だけの御朱印を作成できます。
参加費は1,500円で、季節の花々を使ってオリジナルの御朱印を作成することができます。
また、限定御朱印は、特定の行事や季節に合わせて授与されるため、訪問前に公式サイトやSNSで情報を確認することが重要です。
これらの御朱印は数量限定であることが多いため、早めの参拝が推奨されます。
まとめ:柳谷観音あじさいの見頃のポイント
- 見頃は例年6月中旬から7月上旬まで
- 最も美しいのは6月中旬〜下旬頃
- 年によって開花時期に数日のズレがある
- 境内には約5,000株・27種の紫陽花が咲く
- 「あじさいの道」や「回廊」など散策エリアが充実
- 開花状況は公式InstagramやFacebookで確認できる
- 花手水は5か所あり、それぞれ異なる趣がある
- 龍手水や琴手水は特に人気の撮影スポット
- アンブレラスカイは透明傘が並ぶ幻想的な演出
- イベント期間は写真撮影目的の参拝者が多い
- アクセスは車または駅からのタクシーが現実的
- 縁日や特別日に臨時シャトルバスが運行される
- 駐車場は有料・無料含め複数あるが混雑に注意
- 拝観料は通常500円、あじさいウィークは1,000円
- 限定御朱印や押し花朱印は早めの来訪が安心