草津温泉といえば「湯畑」が有名ですが、実はそのすぐ近くにもうひとつの魅力的なエリアが存在します。それが「裏草津」です。
裏草津とは、草津温泉の中心地から少し離れた静かな一角にあるエリアで、落ち着いた雰囲気と個性的なスポットが集まっています。
「裏草津とはどこなのか」「湯畑との違いは何か」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
裏草津では、昔ながらの共同浴場「地蔵の湯」や信仰の対象でもある「裏草津地蔵」など、地域の歴史や文化に触れられる場所が点在しています。
また、温泉だけでなく、ユニークなスイーツやカフェ巡りも楽しめるため、「食べ歩き」や「グルメ」を目的とした観光にもぴったりです。
この記事では、裏草津とは何か、どこにあるのかといった基本情報から、見どころやアクセス方法まで詳しく紹介していきます。
- 裏草津が草津温泉の中のどこに位置しているか
- 湯畑から裏草津への具体的な行き方と道順
- 裏草津地蔵や漫画堂など注目の観光スポット
- 食べ歩きが楽しめるグルメやカフェの情報
裏草津とはどこ?場所とアクセス

- 裏草津どこにある?
- 湯畑から裏草津までの道順
- 地図と周辺エリア情報
- 行き方と交通手段まとめ
裏草津どこにある?
裏草津は、群馬県草津町の「湯畑」から徒歩約5分の場所にある静かな温泉エリアです。
草津温泉の中心地に位置しながら、観光客の多い湯畑エリアとは異なり、落ち着いた雰囲気が魅力です。
地蔵源泉を中心に整備されたこの場所は、2018年からの再開発によって誕生し、「裏草津地蔵」とも呼ばれています。
もともとあった共同浴場「地蔵の湯」の周辺が整備され、今では足湯や顔湯、カフェ、図書館などが点在する人気の観光スポットとなりました。
観光の混雑を避けたい方や、のんびりとした滞在を望む方にぴったりのエリアです。
湯畑から裏草津までの道順
湯畑から裏草津へは、徒歩で約5分ほどの距離です。
湯畑の東側から足湯のある方向に進むと、「裏草津・目洗い地蔵尊入口」という立て看板が見えてきます。
その小道を進んで階段を上ると、裏草津のエリアに到着します。
道中には石畳や木の階段が整備されており、草津の街並みを楽しみながらアクセスできるのが特徴です。
看板や案内板も整備されているため、初めて訪れる人でもわかりやすいルートになっています。
ただし、階段が多いため、歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。また、冬季は積雪や凍結に注意が必要です。
地図と周辺エリア情報
裏草津は、草津町草津132-1番地を中心としたエリアで、「地蔵の湯」周辺を指します。
地図上では湯畑の北東に位置し、湯畑から徒歩5分圏内の場所です。
Googleマップや観光案内所で「裏草津地蔵」または「地蔵の湯」と検索すればスムーズにたどり着けます。
この周辺には、以下のようなスポットがあります。
- 「地蔵の湯」:無料で利用できる共同浴場
- 「伝統湯 地蔵」:予約制の貸切風呂
- 「高台広場」:芝生が整備されたオープンスペース
- 「漫画堂」:約1万冊の蔵書を持つ漫画図書館
- 「カフェ 月の貌」:地元食材を使ったカフェ
- 「百年石別邸」:温泉を使ったアート体験施設
これらはすべて徒歩圏内にあるため、半日ほどで回ることができるのも利点です。
行き方と交通手段まとめ
裏草津へのアクセスは、公共交通機関と自家用車のどちらでも可能です。
電車を利用する場合は、JR長野原草津口駅まで行き、そこから草津温泉バスターミナル行きのバスに乗ります。
バスターミナルからは、徒歩約5分で裏草津エリアに到着します。
高速バスを利用する場合、東京や埼玉、神奈川から草津温泉行きの直通バスが運行しています。
これを使えば乗り換えなしで草津までアクセス可能です。
車で訪れる場合は、関越自動車道の渋川伊香保ICから約90km、2時間半程度のドライブになります。
草津温泉の中心部には有料駐車場もありますが、混雑時期は満車になることがあるため注意が必要です。
なお、裏草津には専用の大型駐車場はありません。湯畑周辺の公共駐車場を利用し、徒歩で向かう形となります。
草津へのアクセスは、直行バスが便利です。こちら「草津温泉 直行バスプラン!予約方法や料金を解説」の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてください。

裏草津とはどこ?注目の観光エリア

- おすすめのスポット
- 裏草津地蔵とその見どころ
- 食べ歩きスポット
- おすすめグルメ
おすすめのスポット
裏草津には、温泉街のにぎわいとは一味違った静けさと文化的な魅力を備えたスポットが集まっています。
以下では、特に注目されている3つの観光スポットを紹介します。
漫画堂
漫画堂は、草津温泉にゆかりのある漫画家の作品を中心に、1960年代から2020年代までの幅広いジャンルの漫画を約1万冊所蔵しています。
木造2階建ての館内は落ち着いた雰囲気で、吹き抜けから差し込む自然光がリラックスした空間を演出しています。
中央には、赤塚不二夫氏やちばてつや氏ら著名漫画家が描いた寄せ書きも展示されており、ファンにはたまらない場所です。
料金は大人400円で、2時間まで滞在可能。隣接するカフェからドリンクを持ち込むこともできるため、読書しながらくつろぐことができます。
百年石別邸
百年石別邸では、石灰石にエナメルペイントで好きな絵や文字を描き、草津の強酸性温泉に浸けて加工するという独特のアート体験が楽しめます。
温泉の作用で石灰が溶け、描いた部分だけが浮かび上がるという仕組みで、完成した作品はスタンプや表札として利用することも可能です。
作業時間は約1時間で、料金は1作品あたり500円(送料別)。絵柄に迷った場合は、見本をトレースすることもできます。
完成品は1週間程度で自宅に配送されるため、旅の記念品や贈り物にも適しています。
高台広場
裏草津の中でも特に開放的な雰囲気を味わえるのが「高台広場」です。
段々畑のように芝生が配置され、ベンチに腰かけてゆったりと過ごせます。
昼間は木々の緑や空の広がりを感じられ、夜にはライトアップが施されて幻想的な風景に変わります。
周囲にはカフェや漫画堂などもあり、散策の合間に立ち寄る休憩スポットとしても人気です。
天気の良い日にはピクニック気分でリラックスできます。
裏草津地蔵とその見どころ
裏草津地蔵は、地蔵源泉を中心に広がる静かな温泉エリアで、信仰や歴史が色濃く残る場所です。
中央にある地蔵堂は、江戸時代から人々に親しまれてきた由緒あるお堂です。
伝説によると、目を患った人物が夢のお告げでこの温泉で目を洗ったところ快復したとされ、「目洗い地蔵」と呼ばれるようになりました。
地蔵源泉は透明度が高く、湯の花が見える美しい湯です。温度は約50℃と高めで、草津の中でも特に強い酸性を持つ源泉の一つです。
さらに周辺には、顔湯や手洗乃湯、足湯などが整備されており、手軽に温泉の効能を体感できる点も見逃せません。
裏草津 食べ歩きスポット
裏草津には、気軽に楽しめる食べ歩きスポットがいくつかあります。
その中心となるのが、ホテル「裏草津 蕩(TOU)」の1階にある「TOLO STAND」です。
ここでは「とろ地蔵焼き」と呼ばれるスイーツを販売しており、小倉や抹茶、カスタードなど複数の味から選べます。
中には「ラッキー地蔵」と書かれた当たり付きの地蔵焼きもあり、観光気分を盛り上げてくれます。
ドリンクも豊富で、草津産の素材を使ったハーブティーやクラフトビールなどが揃っています。
食べ歩きに便利なテイクアウト形式で提供されているため、散策中でも立ち寄りやすいのがポイントです。
ただし、火・水曜日が定休日なので、訪問予定日は事前に確認しておくと安心です。
裏草津 おすすめグルメ
裏草津で食事を楽しむなら、「カフェ 月の貌(つきのかお)」がおすすめです。
このカフェでは、草津周辺で採れた旬の野菜や食材を使った料理を提供しています。
中でも人気なのが、季節の野菜をふんだんに使った焼きカレーや、マルゲリータピザ。チーズとのバランスも良く、しっかりとした味わいが楽しめます。
スイーツメニューも充実しており、自家製のチーズケーキやスコーンが好評です。
特にスコーンは、クロテッドクリームと粒あんバターの2種の組み合わせが選べ、焼きたての香ばしさが魅力です。
飲み物では、トゥルシー茶やスパイス入りレモネードなど、個性的なメニューも揃っています。
天気が良い日はテラス席で過ごすのも心地よく、散策の休憩にぴったりの場所です。
まとめ:裏草津とはどこ?エリアの特徴と魅力のポイント
- 草津温泉の湯畑から徒歩5分に位置する静かな温泉エリア
- 再開発により2018年から整備され「裏草津地蔵」とも呼ばれる
- 観光客が集中する湯畑とは対照的に落ち着いた雰囲気がある
- 地蔵源泉を中心に足湯や顔湯などが整備されている
- 無料で入れる共同浴場「地蔵の湯」がある
- 伝統的な湯もみを体験できる貸切風呂「伝統湯 地蔵」が人気
- 約1万冊の漫画が読める図書館「漫画堂」が併設されている
- 草津の温泉でアート体験ができる「百年石別邸」がユニーク
- 芝生の段々広場「高台広場」でのんびり過ごせる
- 食べ歩きが楽しめるスイーツ店「TOLO STAND」がある
- 地元食材を使った料理が味わえる「カフェ 月の貌」がある
- 顔湯や手洗乃湯では温泉の効能を手軽に体感できる
- アクセスはバス、電車、車いずれも可能で便利
- 案内看板が整備されており初めてでも迷いにくい
- 湯畑からの徒歩ルートは石畳と階段があるので歩きやすい靴が必要